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植物図鑑ブログ

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隈笹(クマザサ)はイネ科ササ属の多年草である。
ササ属は世界に35種くらいが分布する。
本種は北方領土を含む日本各地に分布し、山地などに生える。
また、観葉植物として日本庭園などに植えられる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
稈の高さは1メートルから2メートルである。
根茎は地中を横に這う。
稈は円筒形で中空である。
上部で疎らに枝分かれする。
葉は長い楕円形ないし長い卵形で、枝先に4枚から7枚がつく。
葉の柄は短く、つけ根は円形で、平行脈がある。
和名の由来は、冬を越した葉の縁に隈取りができることからきている。
隈取りができるのは縁が枯れるためである。
夏に稀に花を咲かせる。
花の色は紫色を帯びた緑色で、円錐状の花穂を直立させる。
花が咲くとその辺りの隈笹(クマザサ)は終わりを告げるが、こぼれ種からすぐに芽吹く。
葉は粽(ちまき)に使うなど料理用、菓子用などの装飾材となる。
乾燥した葉は健康茶にされ、エキスが健康食品とされるなど伝統医薬として利用されている。
花言葉は「忍耐」である。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の veitchii はイギリス人の園芸家「ビーチ(James Veitch, 1792-1863)さんの」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Sasa veitchii

★少しだけ生えれば品よく見えるけど
 群生すれば熊も出そうで



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ピナンガ椰子(ピナンガヤシ)はヤシ科ピナンガ属の常緑小高木である。
ピナンガ属は東南アジアや南アジアに100種以上が分布する。
本種の原産地はインドネシアのジャワ島やスマトラ島である。
別名をクーリー椰子(クーリーヤシ)ともいう。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
単幹で棘はなく、環状の葉痕が残る。
葉は羽状複葉である。
小葉の形は披針形(笹の葉のような形)である。
自生地では、葉は生活用品に利用され、果実は檳榔(ビンロウ)の代用品とされる。
日本では観葉植物とされる。
属名の Pinanga はマレーシアでの現地名(pinang)からきている。
種小名の kuhlii はドイツ人の博物学者「クール(Heinrich Kuhl, 1797-1821)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑の温室で撮った。
学名:Pinanga kuhlii(syn. Pinanga coronata)

★また一つめずらしい椰子見つけたよ
 南どれだけあるのと目を丸くして



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窓葛(マドカズラ)はサトイモ科ホウライショウ属(モンステラ属)の蔓性常緑多年草である。
モンステラ属は熱帯アメリカに60種くらいが分布する。
代表種は蓬莱蕉(ホウライショウ)で、属名の和名もホウライショウ属という。
本種の原産地はメキシコで、熱帯雨林に生える。
茎からでた気根(空気中に伸びる根)で他の樹木などをよじ登る。
草丈は2メートルくらいになる。
葉は長さ20センチくらいの卵形である。
革質で切れ込みはなく、窓のように穴があいている。
開花時期は8月から9月である。
黄白色の仏炎苞に包まれた肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出し、目立たない花をつける。
日本では観葉植物とされる。
属名の Monstera はラテン語の「monstrum(不思議な)」からきている。
種小名の friedrichsthalii はオーストリアの植物学者「フリードリッヒスタール(Emanuel von Friedrichsthal, 1809-1842)さんの」という意味である。
写真は2月に板橋区立熱帯環境植物館の温室で撮った。
学名:Monstera friedrichsthalii

★葉の中に穴があいてる窓葛
 気候に合わせた進化の不思議



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竜髭帯擬き(リュウビンタイモドキ)はリュウビンタイ科リュウビンタイモドキ属(プティサナ属)の常緑多年草である。
プティサナ属は熱帯アジア、南太平洋、オセアニア、アフリカなどに20種くらいが分布する。
日本では小笠原諸島に本種が分布し、属名の和名もリュウビンタイモドキ属という。
和名の由来は、根茎ないし葉脈の形状をたとえたものと推測されている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
胞子嚢群は隣り合う2つの胞子嚢が合着してできており、単体胞子嚢群と呼ばれる。
属名の Ptisana はギリシャ語の「ptisana(はと麦)」からきている。単体胞子嚢群の形が似ていることから名づけられた。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館の温室で撮った。
学名:Ptisana boninensis (syn. Marattia boninensis)

★恐竜の時代伝える姿見て
 タイムマシンで旅する心地




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大水蘚(オオミズゴケ)はミズゴケ科ミズゴケ属(スファグヌム属)のコケ植物である。
スファグヌム属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をミズゴケ属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、湿原の周辺部を中心に、湿った林の中から湿原の中心部にかけて生える。
海外では、温暖な地域から寒冷な地域にかけて広く分布する。
日本では、園芸用の採取や開発の影響で個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
茎の長さは10センチから30センチくらいである。
茎は直立をする。
枝は、茎に沿って下垂するものと放射状に広がるものの2種類がある。
茎につく葉は舌形、枝につく葉は舟形である。
色は白緑色で、時に紅紫色を帯びる。
属名の Sphagnum はラテン語の「sphagnos(コケの1種)」からきている。
種小名の palustre は「沼地に生える」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Sphagnum palustre

★森林を潤し生える豊かさは
 かけがいのない地球の宝



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