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- 2013.05.02 紀伊馬の三葉(キイウマノミツバ)
- 2013.05.01 東白銀草(アズマシロカネソウ)
- 2013.02.17 奄美柊黐(アマミヒイラギモチ)
- 2013.01.26 赤榕(アコウ)
- 2012.06.13 犬芥子(イヌガラシ)
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紀伊馬の三葉(キイウマノミツバ)はセリ科ウマノミツバ属の多年草である。
和歌山県海南市の固有種である。
分類上は、屋久島以南や台湾、中国に分布する姫馬の三葉(ヒメウマノミツバ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
今回の改訂で初めて登場した植物である。
草丈は5~30センチくらいである。
根際から生える葉は手のひら状に3つに裂ける。
開花時期は4~5月である。
茎先に複数の散形花序を出し、小さな花をつける。
花の色は白や青紫色である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
属名の Sanicula はラテン語の「sanare(治療する)」の縮小形である。薬用植物と見られて名づけられた。
種小名の lamelligera は「ひれ状の突起のある」という意味である。
変種名の wakayamensis は「和歌山県の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Sanicula lamelligera var. wakayamensis
★出合えると思わぬ花に遭遇し
調べて見るが謎なお多く

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東白銀草(アズマシロカネソウ)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草である。
日本固有種である。
秋田県から福井県にかけての日本海側に分布し、湿り気のある林の中に生える。
草丈は10~25センチくらいである。
根際から生える葉はなく、上部に3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)を向かい合ってつける(対生)。
先につく小葉は幅の広い卵形で、長さは2~4センチくらいである。
葉のつけ根はくさび形をしており、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は薄く明るい緑色である。
自生地での開花時期は5~6月である。
茎先に淡い黄緑色をした花を下向きにつける。
花びらのように見えるのは萼片である。
萼片の外側が不規則に紫がかっていて美しい。
萼片の内側に黄色く棍棒のように見えるものが、花弁の変形した蜜弁である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、魚の尾っぽのような形をしており、袋の中に種子がある。
属名の Dichocarpum はギリシャ語の「dicho(2部分の)+karpos(果実)」からきている。
種小名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Dichocarpum nipponicum
★ほの赤く染めた花びら可愛いね
待っていたとて俯いたまま

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奄美柊黐(アマミヒイラギモチ)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木である。
奄美大島の固有種で、湯湾岳に生える。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は2~5メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
幼木の葉には棘状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
成木ではぎざぎざ(鋸歯)はなくなる。
葉は小さく、長さが2~3センチくらいである。
雌雄異株である。
開花時期は5月くらいである。
葉の脇に小さな緑白色の花をつける。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、熟すと赤くなる。
全体に小形のことから姫柊(ヒメヒイラギ)の流通名がある。
属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。
種小名の dimorphophylla は「2形の葉の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Ilex dimorphophylla
★いつも来る植物園だがおやここに
めずらしい樹がある見落としていた

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赤榕(アコウ)はクワ科イチジク属の半常緑高木である。
和歌山県の南部から沖縄にかけて分布し、海岸の近くなどに生える。
海外では、台湾や中国南部、東南アジアにも分布する。
樹高は10~20メートルである。
樹皮は灰褐色である。
幹は枝分かれが多い。
また、枝から気根(空気中に伸びる根)を出す。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
3~4月ころに一斉に落葉し、すぐ新しい葉を出す。
開花時期は5月ころである。
イチジク属なので隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。
実は8月ころに熟して淡い紅色となる。
実は食べられる。
小鳥に食べられた実は、椰子の木などに着生し、やがて巨大化して気根で絞め殺す。
そのため「絞め殺しの木」とも呼ばれている。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の superba は「気高い」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
2枚目は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Ficus superba var. japonica
★妖怪を思わすような恐ろしい
姿かたちに背筋も寒く

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犬芥子(イヌガラシ)はアブラナ科イヌガラシ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、野原、畦道、道端などに普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インド、フィリピンなどにも分布する。
草丈は10~50センチくらいである。
茎は赤みを帯びている。
全草に毛はない。
根際から生える葉は長い楕円形で、羽状に裂けて地表に広がる。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は粗いぎざぎざ(鋸歯)のある披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4~9月である。
茎先に花径4~5ミリの黄色い小さな十字花を総状(柄のある花が花茎に均等につく)につける。
花弁は4枚、萼片も4枚である。
雄しべは6本で、そのうち4本が長い。
雌しべは1本である。
実は円柱形の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
和名の由来は、芥子菜(カラシナ)に似るが食用にならないというところからきている。
属名の Rorippa はこの植物を示すサクソン語の古名(rorippen)からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は5月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Rorippa indica
★雑草の親分なのさ犬芥子
数で勝負と野を彩って
☆犬芥子雑草にさえ愛らしい
花の咲くこと我に教えて

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