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植物図鑑ブログ

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インド素馨(インドソケイ)

インド素馨(インドソケイ)はキョウチクトウ科インドソケイ属(プルメリア属)の常緑低木である。
原産地はメキシコからパナマにかけた一帯である。
名に「インド」がつくのは最初の栽培地であったことによる。
別名を大葉プルメリア(オオバプルメリア)という。
ハワイではレイに用い、東南アジアでは葬儀用の花とする。
日本へは、戦後になってハワイから沖縄へ導入された。
樹高は3メートルから5メートルくらいである。
葉は長い楕円形である。
葉は革質で艶がある。
開花時期は7月から12月である。
花は大きくてよい香りがする。
花の色は桃色ないし赤が基本色で、黄色や白、複色などのものもある。
乳白色の樹液には毒が含まれている。
英名はテンプルツリー(temple tree)である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Plumeria rubra


★強烈な香りとともに咲き出づる
 インド素馨は南国の花


インド素馨(インドソケイ)

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乙立寒菊(オッタチカンギク)

乙立寒菊(オッタチカンギク)はキク科キク属の多年草である。
名の由来は、島根県出雲市の乙立地区で発見されたことからきている。
岩の上や岩質の崖地などに生える。
島寒菊(シマカンギク)の変種である。
島寒菊(シマカンギク)に近いが、葉が小さく3つから5つに中裂をする。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は卵形で、長さが3、4センチ、幅は1、2センチである。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月から12月ころである。
茎の上部に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいで、筒状花も舌状花も黄色い。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Dendranthema indicum var. maruyamanum


★栄養の少ない土地に身を合わせ
 小さく咲くよ乙立寒菊


乙立寒菊(オッタチカンギク)

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朝日葛(アサヒカズラ)

朝日葛(アサヒカズラ)はタデ科アサヒカズラ属(アンティゴノン属)の蔓性半低木である。
原産地はメキシコである。
熱帯、亜熱帯の地域で観賞用に広く栽培されている。
日本へは大正時代に渡来した。
沖縄ではかなり普及している。
ピンクシャワー(pink shower)と呼んでいるという。
蔓性で長さは10メートルに達する。
葉はハート型で、互い違いに生える(互生)。
葉の長さは10センチくらいあり、縮緬状となる。
葉は肉厚で滑らかである。
開花時期は4月から12月である。
花は1つの花序に10輪以上つき、その先端が巻き髭になっている。
花に花弁はなく、5枚のハート形の萼片がピンクに色づく。
名の由来は、花の色から朝日を連想したものである。
別名を新渡戸葛(ニトベカズラ)という。
これは、元台湾総督府にいた新渡戸稲造博士を記念した名である。
写真は11月に沖縄の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Antigonon leptopus


★南国の朝日はこんな感じだな
 ピンクに燃える花を見つめて


朝日葛(アサヒカズラ)

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柳花笠(ヤナギハナガサ)

柳花笠(ヤナギハナガサ)はクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草である。
原産地は中南アメリカである。
学名のバーベナ・ボナリエンシスで表示するものもある。
流通名を三尺バーベナ(サンジャクバーベナ)という。
主に切り花として流通している。
また、逸出したものが帰化をしており、道端や空き地などに生える。
和名の由来は、花序を「花笠」に譬え、細い葉を「柳」に譬えたものである。
草丈は50センチから150センチくらいである。
茎は直立をする。
茎の断面は四角形で毛が生えており、中空である。
葉は幅の広い線形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は4月から11月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を散房状(花序の上部がほぼ平らになる)に出し、小さな紅紫色の花をたくさんつける。
花序径は3センチから4センチくらいである。
花径は3ミリから5ミリくらいの筒状花で、長さは1センチくらいあり、先が5つに裂ける。
花冠の外側には白い開出毛(ほぼ垂直に立っている毛)が生える。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Verbena bonariensis


★花見れば一つ一つは小さいが
 艶(あで)やかに咲く柳花笠


柳花笠(ヤナギハナガサ)

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ローズマリー

ローズマリー(rosemary)はシソ科マンネンロウ属の常緑小低木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは中国を経由して江戸時代の末期に渡来した。
和名は迷迭香(マンネンロウ)という。
属名の Rosmarinus はラテン語で「海の滴」という意味をもつ。
樹高は30センチから200センチくらいである。
立性のものと匍匐性のものがある。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁は内側に巻いている。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は短い毛が生えていて白っぽい。
開花時期は11月から5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鮮やかな青い唇形の花をつける。
全体に良い香りがあり、枝や葉を香料に用いる代表的なハーブである。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Rosmarinus officinalis


★香り立つ地中海の煌きを
 鮮やかに染める青に託して


ローズマリー

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