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植物図鑑ブログ

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深山苧環(ミヤマオダマキ)キンポウゲ科オダマキ属(アクイレギア属)の多年草である。
アクイレギア属は世界に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも深山苧環(ミヤマオダマキ)などが分布し、属名の和名をオダマキ属という。
深山苧環(ミヤマオダマキ)は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地帯の草原や礫地に生える。
また、栽培をされる。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
普通は花弁が白く萼片が青紫色をしているが、稀に両方とも白いものがある。
これを白花深山苧環(シロバナミヤマオダマキ)という。
自然のものもあるが栽培品種もある。
写真のものは栽培品種である。
草丈は20センチくらいである。
根際から生える葉は長さが5センチから15センチくらいである。
手のひらのような形をした小葉3枚1組で一つの葉になっている。
開花時期は平地では4月から6月くらいである。
下向きないし横向きに花をつける。
花径は4センチくらいである。
花弁は5枚あり、後ろの距とつながっている。
外側から巻き込んでいるのは萼片で、やはり5枚ある。
花の中央にはたくさんの雄しべと5本の雌しべがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の flabellata は「扇状の」という意味である。
変種名の pumila は「背が低い」という意味である。
園芸品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aquilegia flabellata var. pumila 'Alba'

★稀に咲く白き妖精煌いて
 春の陽浴びるそよ風緑



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雪椿(ユキツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
本州の東北地方から北陸地方にかけての日本海側に分布し、山地に生える。
新潟県を中心とした豪雪地域に多く、新潟県では「県の木」に指定している。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれる藪椿(ヤブツバキ)とともに、園芸品種の基本種となっている。
覆輪一休(フクリンイッキュウ)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
ユキバタツバキ系といって、藪椿(ヤブツバキ)と雪椿(ユキツバキ)との交雑種の系統である。
小紅葉(コモミジ)という品種の枝変わりである。
江戸時代からある古い品種である。
1859年に糀屋亀五郎が編んだ「椿伊呂波名寄色附(つばきいろはなよせいろつけ)」に256種のうちの1つとして掲載されている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は黄覆輪(黄色の縁取りが入る)となる。
開花時期は3月から4月くらいである。
花径5センチくらいの淡い紅色地に紅色の縦絞りが入る八重蓮華咲きの小輪である。
花弁の縁は白覆輪(白い縁取りが入る)となる。
蓮華咲きというのは横から見ると花弁と花弁の間に隙間があり、立体感のある花形である。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia rusticana 'Fukurin-ikkyu'

★慎ましくされど華麗に花開く
 江戸が似合いか覆輪一休



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スキラ・ベルナはユリ科オオツルボ属(スキラ属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
スキラ属は旧世界に90種くらいが分布する。
園芸的には英語風に読んだシラーの名で流通している。
かつては日本に分布する蔓穂(ツルボ)も同属とされたが、現在では別属(Barnardia)とされる傾向にある。
その場合は、属名の和名はオオツルボ属となる。
シラー・ペルビアナに大蔓穂(オオツルボ)の和名があるからである。
本種の原産地はイギリスを含む西ヨーロッパである。
読み方はスキラ・ウェルナとするものもある。
草丈は5センチから15センチくらいである。
根際から生える葉は細長い線形で、2枚から7枚くらいある。
開花時期は4月から5月である。
茎先に青紫色の星形をした花を2輪から12輪くらいつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Scilla はギリシャ語の「skyllo(有害)」からきている。 地下茎部分が有毒であることから名づけられた。
種小名の verna は「春咲きの」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Scilla verna

★背を低く冷たい春に耐えて咲く
 スキラ・ベルナは西洋の花



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朝露桜(アサツユザクラ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原木は神奈川県真鶴半島で川崎哲也さんが発見した。
川崎哲也さんは牧野富太郎さんに師事した第一線のサクラ研究者である。
発見者は豆桜(マメザクラ)の品種の1つとして記載した。
しかし、現在では、大島桜(オオシマザクラ)ないし山桜(ヤマザクラ)が交雑した可能性があると推測されている。
樹高は4メートルから8メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の上旬である。
花は白い一重咲きの中輪(花径25ミリから35ミリ)である。
花弁数は5枚で、花弁の形は円形である。
萼筒は筒状で、5枚の萼片は卵状の三角形である。
小花柄が長い。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の incisa は「鋭く裂けた」という意味である。
品種名の bellura は「美しい」という意味である。
写真は4月に三島市の国立遺伝学研究所で撮った。
学名:Prunus incisa f. bellura(syn. Prunus incisa var. incisa)

★一年に一日だけの公開だ
 旬に触れるはちと難しい




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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
淡路島(アワジシマ)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
江戸時代からある古い品種である。
1695年に駒込の植木屋、伊藤伊兵衛三之丞が著した「花壇地錦抄(かだんちきんしょう)」に記載されている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
遅春咲きで、開花時期は3月から4月である。
花6センチくらいの白地ないしごく淡い桃色地に紅色の縦絞りが入る唐子咲きの小輪ないし中輪である。
唐子咲きというのは、花芯の雄しべ全体や葯(花粉の入った袋)が小さな花弁に変形したものを指す。
唐子というのは江戸時代の子供の髪型のことである。
本種の場合、唐子弁は大小ばらばらで、並び方も不揃いである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia japonica 'Awajishima'

★縦縞のワンポイントが目を引くね
 淡路島の名はどこからきたの



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