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アルメリア・カエスピトサはイソマツ科ハマカンザシ属の常緑多年草である。
原産地はヨーロッパ南部である。
和名を姫簪(ヒメカンザシ)という。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地を這って伸びる。
葉は線形で、長さ1~2センチである。
開花時期は5~7月である。
茎先に球状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い紅紫色の花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本である。
白花のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Armeria はケルト語の armar を語源とするラテン語の古語で「海に近い」という意味がある。
種小名の caespitosa は「群がって生えた」という意味である。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Armeria caespitosa
★地を這って首をもたげて咲く花は
淡きピンクのポールのように
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朱鷺草(トキソウ)はラン科トキソウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりの良い湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は披針形で、茎の中部に1枚がつく。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に花径2センチくらいの淡い紅色をした花を1輪つける。
花の下には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がある。
唇弁は3つに裂け、中に突起がたくさんある。
属名の Pogonia はギリシャ語の「pogonias(髭のある)」からきている。唇弁に髭が多いことから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Pogonia japonica
★名前だけ知っていたけど実物は
これが初めてまあ良しとしよう
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姫洞庭藍(ヒメトウテイラン)はゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草である。
クワガタソウ属とする場合もある。
また、分類体系によっては、オオバコ科とされる。
原産地は北アメリカである。
草丈は40センチくらいである。
全草に白い毛が生えていて、灰白色をしている。
茎は地を這って横に広がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を穂状に出し、青紫色の花をつける。
花冠は筒状で、先が4つに裂ける。
萼片は4枚、雄しべは2本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
近縁種の洞庭藍(トウテイラン)よりも小形というのが名の由来である。
「洞庭藍」の名は、花色を中国の湖南省にある洞庭湖の水の色にたとえたものである。
属名の Pseudolysimachion はギリシャ語の「pseudo(偽)+Lysimachia(オカトラノオ属)」からきている。オカトラノオ属に似たという意味合いである。
種小名の incanum は「灰白色の柔らかい毛で覆われた」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pseudolysimachion incanum(=Veronica incana)
★背は低く白い綿毛で身を覆い
咲かせる花の色合い深く
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深山莢迷(ミヤマガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
樹高は2~4メートルである。
幹はよく伸びるが、枝は短い。
枝は黒みを帯び、ガマズミ属の植物の中では一番色が濃い。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には粗く鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。
近縁種の莢迷(ガマズミ)よりも葉は小さく、先が尖る。
開花時期は4~5月である。
枝先や葉の脇から散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径5~7ミリくらいの小さな白い花をたくさんつける。
花序径は4センチくらいで、莢迷(ガマズミ)よりも一回り小さい。
花は強いにおいを発する。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には赤く熟する。
属名の Viburnum はこの属1種のラテン古名だが意味はわかっていない。
種小名の wrightii はイギリス人の植物学者「ライト( C. H. Wright)さんの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
実の写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Viburnum wrightii
★虫たちを招く香りは仄かでも
今この時と深山がまずみ
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武者竜胆(ムシャリンドウ)はシソ科ムシャリンドウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の草原などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、東シベリアにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~50センチくらいである。
茎の断面は四角形である。
茎の下部は這い、上部は立ち上がる。
下部の葉には柄があり、披針形である。
葉は幅の広い線形で、向かい合って生える(対生)。
また、葉の脇から数対の線形の葉をつけた短い枝が出る。
開花時期は6~7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花を固まってつける。
花の長さは3センチくらいで、唇形である。
下唇が発達していて、濃い紫色の斑が入り、羅生門蔓(ラショウモンカズラ)にやや似ている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
和名の由来については、儀式で武者が矢を扇子形に盛る様子に花の姿を見立てたなどの説がある。
属名の Dracocephalum はギリシャ語の「dracon(龍)+cephale(頭)」からきている。花冠の様子を見立てたものである。
種小名の argunense は「アルグン川(the Argun river:黒竜江源流)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Dracocephalum argunense
★絶滅の危機と戦い花つける
武者竜胆をそっと見つめて
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