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馬酔木(アセビ)はツツジ科アセビ属の常緑低木である。
日本原産である。
本州の東北地方から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木ともされる。
斑入り馬酔木(フイリアセビ)はその園芸品種である。
特徴は、葉の縁に白いラインが入ることである。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は濃い緑色で毛が生えている。
開花時期は2~4月くらいである。
濃緑色の葉が茂る枝先に壺形の白い小花を総状にたくさんつける。
花冠の先は浅く5つに裂けている。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、上向きにつく。
属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
品種名の Variegata は「斑入りの」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Pieris japonica 'Variegata'
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ウトリクラリア・ネルンビフォリアはタヌキモ科タヌキモ属の多年草である。
ブラジルのリオデジャネイロ州に分布し、山地の湿地などに生える食虫植物である。
草丈は10センチから100センチくらいである。
着生性でパイナップル科の植物などに着生し、走出枝を出して伸びる。
葉は円形である。
開花時期は5~8月くらいである。
温度が合えば周年開花をする。
花径は2センチくらいあり、仲間の中では大きい。
花の色は淡い藤色をしている。
属名の Utricularia は「utriculus(小気胞)」からきている。小さい捕虫嚢のあるという意味。
種小名の nelumbifolia は「ハス属(Nelumbo)に似た葉の」という意味である。
写真は3月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Utricularia nelumbifolia
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デージーはキク科ヒナギク属(ベリス属)の多年草である。
梅雨の季節の高温多湿には耐えられないため、園芸的には一年草扱いをされている。
和名は、雛菊(ヒナギク)という。
延命菊(エンメイギク)、長命菊(チョウメイギク)などの別名もある。
原産地は西ヨーロッパである。
イタリアでは国花となっている。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は10~20センチくらいである。
葉はへら形で、根際から生える。
開花時期は12~5月である。
花茎の先に頭状花が1つだけつく。
野生種は一重の白花だったが、園芸品種には重弁のものが多く花色も多彩である。
花の真ん中には黄色い筒状花が集まる。
その周りを舌状花が取り囲む。
日を受けると花開き、曇りの日や夜は閉じる。
舌状花は雌性である。
筒状花は4つから5つに裂け、色は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
俳句の季語は春である。
属名の Bellis はラテン語の「bellus(美しい)」からきている。
種小名の perennis は「多年生の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
品種名は上からハイジ、ヨーゼフ、ロベラである。
学名:Bellis perennis
★雛菊が敷き詰められた花畑
彼方の海が潮風運び
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ネモフィラ・マクラタはハゼリソウ科ルリカラクサ属(ネモフィラ属)の一年草である。
種小名の読み方は「マキュラータ」や「マクラータ」とするものもある。
原産地はアメリカのカリフォルニア州である。
草地や林の中に生える。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は3~5月である。
花径は3センチくらいあり、ネモフィラの仲間の中では大きい。
花びら(花弁)は5枚で、淡いブルーの筋が入る。
また、それぞれの花びらの先には紫紺の斑が入る。
そこから、英名はファイブスポット(five spot)という。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、ネモフィラの和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)であるが、これはネモフィラ・メンジージー(Nemophila menziesii)を指している。
属名の Nemophila はギリシャ語の「nemos(小さな森)+ phileo(愛する)」からきている。
種小名の maculata は「斑点のある」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
学名:Nemophila maculata
★花びらの先にきれいな模様つけ
マキュラータはまるで妖精
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菜の花(ナノハナ)はアブラナ科アブラナ属の越年草の総称である。
作物としては油菜(アブラナ)、菜種(ナタネ)などの名称で知られている。
北ヨーロッパ、バルト海沿岸からウクライナ、ベラルーシュを経てシベリアに至る地域で野生種が見られる。
中国には紀元前に既に伝播していたようで、日本にも奈良時代までには中国大陸から渡来し、野菜や油料作物として広く栽培されてきた。
だが、現在栽培されているものは西洋油菜(セイヨウアブラナ)で、かつて栽培されていたものとは種類が異なる。
油菜(アブラナ)は種子から油を採る植物に対する総称なのだが、大雑把に言えば、日本でかつて栽培されていた和種とヨーロッパで栽培されていた洋種に分けられる。
今では観賞用の切り花としての需要も多いが、切り花として売られているのは西洋油菜(セイヨウアブラナ)の園芸品種である。
河川の堤防に植えられているのは西洋油菜(セイヨウアブラナ)や西洋芥子菜(セイヨウカラシナ)である。
見分けるポイントは、西洋油菜(セイヨウアブラナ)は葉のつけ根の部分が茎を抱くことである。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は幅の広い披針形である。
茎の下部につく葉は柄があって大きい。
菊の上部につく葉はつけ根の部分が茎を抱く。
菜の花の開花時期は2月~5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色の十字状花をたくさんつける。
俳句の季語は春である。
蕪村の次の句がよく知られている。
「菜の花や月は東に日は西に」
果実は細長いさや状の長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)で、種子から菜種油をしぼる。
昔は灯火、食用油、潤滑油などに使われ、搾りかすは肥料に使われた。
また、おひたしや和え物として食べられる。
さらには、蜂蜜を作る原料ともなっている。
養蜂業者は暖地から花期に従ってしだいに北上し、その花蜜を集めている。
属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。
種小名の napus はラテン語で「カブラ」という意味である。
写真は3月に江戸川河畔で撮った。
学名:Brassica napus(洋種)
★青空を見上げさわさわ黄金波
揺れる菜の花春の日受けて
☆一面に広がる黄金春の陽に
菜の花畑歌も響いて
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