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ナルキッスス・スペルバインダー(Spellbinder)はヒガンバナ科スイセン属の多年草である。
ヨーロッパで改良された園芸品種の1つである。
国際的な分類では喇叭水仙(ラッパズイセン)の1つとされる。
喇叭水仙(ラッパズイセン)というのは、イギリス王立園芸協会(Royal Horticultural Society)の定義では、1茎1花で、副冠の長さが花被片と同じか花被片よりも長いもののことである。
本種が作出されたのは第二次世界大戦の最中(1944年)である。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は3~4月である。
花被片の色は淡い黄色で、副花冠は初めは黄色くやがて白くなる。
そのため「逆色水仙」といわれている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきている。泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出した。
品種名の Spellbinder は「雄弁家」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Narcissus 'Spellbinder'
★我こそは喇叭なりきと自慢げで
鼻が長いぞスペルバインダー
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エリカ・レギアはツツジ科エリカ属の常緑小低木である。
原産地は南アフリカである。
英名をロイヤルヒース(royal heath)という。
樹高は50~100センチくらいである。
よく枝分かれをし、枝は直立する。
葉は線状で、先端が尖っている。
開花時期は3~4月である。
筒状の花が先端付近の葉の脇にたくさんつく。
花冠の長さは15ミリくらいである。
花の色は赤が中心だが、白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Erica はギリシャ語の「erion(軟毛)」からきている。全体に軟毛が生える種類の多いことから名づけられた。
種小名の regia は「王の」という意味である。
写真は4月に箱根町立芦之湯フラワーセンターで撮った。
学名:Erica regia
★燃えるよなピンクの花が美しい
威厳備えたロイヤルヒース
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隼人三葉躑躅(ハヤトミツバツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
鹿児島県に分布し、低山の岩場に生える。
そのため現地では「岩躑躅」と呼ぶ。
環境省のレッドデータブック(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は1~3メートルである。
葉は菱形状の卵形で先が尖り、枝先に3枚を輪生させる。
葉の質は分厚く、艶がある。
開花時期は3~4月である。
ミツバツツジの仲間では一番早く花を咲かせる。
葉の展開に先立って、枝先に1~3輪の花をつける。
花の色は濃い紅紫色である。
花冠の筒部は3~4センチの漏斗形で、先が5つに深く裂けて平らに開く。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の dilatatum は「拡大した」という意味である。
変種名の satsumense は「薩摩(鹿児島県)の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron dilatatum var. satsumense
★もう春だ薩摩隼人の血が騒ぐ
一番咲きはこの手で掴め
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桜躑躅(サクラツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
高知県、鹿児島県、沖縄県に分布し、山地に生える。
特に屋久島に多く生育する。
海外では、台湾にも分布する。
樹高は1~4メートルくらいである。
若い枝や葉の柄には長い毛が密生する。
葉は長い楕円形で、枝先に2~3枚が束生状に互い違いに生える(互生)。
葉は革質で艶がある。
開花時期は3~5月である。
花冠は漏斗形で、先で5つに深く裂ける。
花の色は淡い紅色で、上側の裂片の内側には濃い紅色の斑点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、花の色を「桜色」と見立てたものである。
材は床柱や床縁などに使用される。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の tashiroi は採集家「田代善太郎さんの」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron tashiroi
★いつの日か訪ねてみたい屋久島を
桜躑躅の姿求めて
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琉球馬酔木(リュウキュウアセビ:Pieris koidzumiana)はツツジ科アセビ属の常緑低木である。
奄美大島と沖縄本島に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
スプリングベル(Spring Bell)は、その園芸品種である。
琉球馬酔木(リュウキュウアセビ)に馬酔木(アセビ:Pieris japonica)の赤芽、赤花の園芸品種を花粉親として交配し、大船植物園で育成した品種である。
樹高は1~3メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
花期は3~4月ころである。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、壺形の小さな花をたくさんつける。
咲き始めは桃色で、次第に白色に変化する。
特徴は1つ1つの花が大きく、花穂も大きくて長く、ボリュームがあることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pieris はギリシャ神話の詩の女神ミューズが住んでいたマケドニアの地名「ピエリス(Pieris)」 からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Pieris 'Spring Bell'
★咲き初めは爪紅に染まり咲く
恥じらうようにスプリングベルは
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