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花柳(ハナヤナギ)はミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)の常緑小低木である。
原産地はメキシコである。
タバコソウ属はアメリカ大陸に250種以上あり、日本にも数種が生える。
和名の由来は、葉の形が「柳」に似ていることからきている。
樹高は30~90センチくらいである。
茎の断面は丸く、赤味を帯びている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8~11月である。
筒状の花のように見えるのは萼である。
初めは黄色く、時間がたつとオレンジ色に変化する。
萼の先は浅く6つに裂け、雄しべが飛び出ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Cuphea はギリシャ語の「cupoth(曲がる)」からきている。萼筒のつけ根の部分が隆起していることから名づけられた。
種小名の micropetala は「小さい花弁の」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Cuphea micropetala
★味のある姿で渋い色つけて
花柳咲く温もりの中
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秋の紅花サルビア(アキノベニバナサルビア)はシソ科アキギリ属の多年草である。
原産地は、アメリカのテキサス州からメキシコにかけた一帯である。
サルビア・グレッギーの名でも流通している。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は卵形で、縁はなめらかである。
葉は向かい合って生える(対生)。
英名をオータムセージ(autumn sage)という。
秋に花を咲かせるイメージがあるが、わが国での開花時期は6~10月である。
花径2センチくらいの唇形をした赤い花を咲かせる。
なお、セージ(sage)というのはサルビア属の英名である。
チェリーセージ(cherry sage)という名でも親しまれているが、元々のチェリーセージはサルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)のことである。
サルビア・ミクロフィラのほうは、花(花冠)の内側のつけ根付近に突起物があり、葉がざらついている。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の greggii はアメリカの自然科学者「グレッグ(J. Gregg)さんの」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Salvia greggii
★この色は血の色なりとタップ踏む
ラテンのリズム聞こえるようで
☆情熱のリップグロスは輝いて
言の葉綴る花の囁き
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川烏頭擬き(センウズモドキ)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草である。
日本固有種である。
青森県から茨城県にかけての太平洋側と群馬県、長野県に分布し、山地の林の中などに生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は90~170センチくらいである。
茎は直立するかまたは垂れ下がる。
葉は円心形で3つから5つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裂片の縁には粗いぎざぎざ(鋸葉)がある。
開花時期は8~10月である。
鮮やかな青紫色をした兜形の花をたくさんつける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花柄や雌しべに長い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
分類上は、朝鮮半島と本州の中国地方、九州の大分県に分布する高麗附子(コウライブシ)の亜種である。
属名の Aconitum はギリシャ語の「akon(投げやり)」からきている。
種小名の jaluense は「ヤールー江(鴨緑江)の」という意味である。
亜種名の iwatekense は「岩手県の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Aconitum jaluense subsp. iwatekense
★小振りでも花の姿は鳥兜
埋もるように川烏頭擬き
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アメリカ捩摺り(アメリカモジズリ)はラン科ネジバナ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
カナダの東部からテキサス州、フロリダ州にかけて分布する。
流通名を秋咲き捩花(アキザキネジバナ)ともいう。
学名からスピランテス・ケルヌアとも呼ばれる。
種小名の読み方は「セルヌア」とするものもある。
日本にも分布する捩花(ネジバナ)と比べ、草丈が高くて開花時期が遅く、花の色が白くて大きいことが特徴である。
草丈は25~60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は8~11月である。
茎先に螺旋状にねじれた花序をつける。
花の色は白い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spiranthes はギリシャ語の「speira(螺旋)+anthos(花)」からきている。花穂が捩れて螺旋状に花がつくことから名づけられた。
種小名の cernua は「前屈した」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
写真は変種のオドラータ(var. odorata)と表示されていた。
odorata には「香りのよい」という意味がある。
学名:Spiranthes cernua
★アメリカに大きな捩花あるんだね
色は白くて背丈も高く
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草八手(クサヤツデ)はキク科クサヤツデ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて太平洋側に分布し、山地の川岸や林の縁などに生える。
草丈は20~50センチくらいである。
茎は直立をする。
根際から生える葉には長い柄があり、5つから7つに手のひら状に裂ける。
裂片の先は更に浅く裂け、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
この形状が「八手」に似ているというのが和名の由来である。
開花時期は9~11月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、暗い紅紫色をした花(頭花)を下向きにたくさんつける。
花径は5ミリくらい、花冠の長さは15ミリくらいである。
筒状花は先が細く5つに裂けて反り返る。
属名の Diaspananthus はギリシャ語の「di(2)+aspi(楯)+anthos(花)」からきている。
種小名の uniflorus は「uni(1つの)+floris(花)」に由来し、「1つの花の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Diaspananthus uniflorus
★キク科とは思えぬような姿して
草八手咲く俯きながら
☆そのままでピアスにしたい草八手
目立たぬ場所で咲きし姿を
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