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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
柊葉椿(ヒイラギバツバキ)もその園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
江戸古典種で、変わり葉の1つである。
1710年刊行の伊藤伊兵衛著「増補地錦抄(ぞうほじきんしょう)」に記載されている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にあるぎざぎざ(鋸歯)が深くて鋭いことから柊(ヒイラギ)の葉にたとえられた。
開花時期は2月から4月である。
花径5センチくらいの明るい紅色をした一重筒咲きの小輪である。
雄しべは筒しべである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Camellia japonica 'Hiiragiba-tsubaki'
★江戸の世に花を開いた変わり葉の
姿楽しむ心地に触れて

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九年母(クネンボ)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑低木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の来歴については諸説がありはっきりしていない。
原産地はインドシナ半島で、中国を経由して琉球に伝わったとされる。
日本への渡来は16世紀の室町時代で琉球を経由して伝わったとされる。
他説では万葉名を阿倍橘(アベタチバナ)といい、既に万葉集の時代に恋歌に詠まれていたとされる。
いずれにしても江戸時代まではミカンの主流品種であったが、紀州蜜柑(キシュウミカン)の登場でその座を譲ったという。
今日では日本各地で、少数の古木が確認されているに過ぎない。
樹高は2メートルから3メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は全縁か、細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月くらいである。
葉の脇に花径2センチから4センチくらいの白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
結実時期は冬で、黄橙色の柑果(多心皮性の液果)をつける。
果皮は厚くてでこぼこがあり、特有の香りがする。
果肉は酸味が強いが、完熟すれば生食できる。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の nobilis は「気品のある」という意味である。
写真は3月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Citrus nobilis
★でこぼこの姿がどこか床しくて
歴史の重み味わうように

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桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原産地は中国の北部である。
日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。
観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。(桃図鑑参照)
矢口(ヤグチ)もそうした花桃(ハナモモ)の1つである。
八重咲きの桃色花品種である。
樹高は5メートルから7メートルくらいである。
樹形は立性である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は2月から4月である。
葉の展開の後に花を咲かせる。
促成栽培されたものが切り花として出荷され、ひな祭りに飾られる。
花径は4センチくらいである。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Prunus persica 'Yaguchi'
★ひな壇に欠かせぬ桃の花ここに
矢口の由来調べてみたい

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桃(モモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
原産地は中国の北部である。
日本へも縄文時代には渡来したと考えられており、果実や花木に広く栽培されてきた。
観賞用に使う品種は花桃(ハナモモ)といい、江戸時代から改良が進められた。(桃図鑑参照)
唐桃(カラモモ)もそうした花桃(ハナモモ)の1つで、別名を寿星桃(ジュセイトウ)ともいう。
一重咲きのものと八重咲きのものがある。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
樹形は矮性で、庭木や盆栽用などに用いられる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開の後に桃色の花を咲かせる。
枝の節間は短く、節毎にたくさん花をつける。
花の色には紅白や絞りなどのものもある。
ほとんど結実はしない。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の persica は「ペルシャの」という意味である。ペルシャ経由でヨーロッパに伝わったことからきている。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Prunus persica 'Densa Makino'
★背は低くだけどたくさん花つけて
春はここよと伝うがごとく

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ストレプトカルプス・サクソルムはイワタバコ科ウシノシタ属(ストレプトカルプス属)の多年草である。
ストレプトカルプス属はアフリカや熱帯アジアに130種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種がある。
属名の読み方は園芸上は英語風にストレプトカーパスとすることが多い。
代表種のストレプトカルプス・ウェンドランディーの和名を牛の舌(ウシノシタ)といい、属名の和名もウシノシタ属という。
なお有茎種はストレプトカルペラ亜属(subgenus Streptocarpella)、無茎種はストレプトカルプス亜属(subgenus Streptocarpus)にグループ分けされる。
本種は有茎種である。
原産地は東アフリカで、タンザニアやケニアに分布し、山地の岩場に生える。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は肉厚で毛深く、濃い緑色をしている。
開花時期は夏から秋である。
温室では周年開花をする。
赤味がかった細い茎先に、花径2センチから3センチの淡い青紫色の花をつける。
花冠は筒状で先が5つに裂ける。
花の後にできるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Streptocarpus はギリシャ語の「streptos(ねじれる)+ karpos(果実)」からきている。長いさく果が螺旋状にねじれていることから名づけられた。
種小名の saxorum は「岩上に生える」という意味である。
写真は2月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。
学名:Streptocarpus saxorum
★温室の隅でひっそり咲くけれど
見逃さないよ原種の輝き

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