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深山冬苺(ミヤマフユイチゴ)はバラ科キイチゴ属の常緑小低木である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
蔓性で、横に這って長さ30~40センチくらいに伸びる。
枝や葉の柄には細かい棘がある。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つから5つに裂け、先は尖る。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~11月くらいである。
葉の脇から短い円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花を数個つける。
花弁は5枚で、萼片よりも短い。
花の後にできる実はキイチゴ状果(集合核果) で、赤く熟し、食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の hakonensis は「箱根の」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rubus hakonensis
★キイチゴもいろんな種類あるんだね
またまた一つ名前を知って
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蔓菜(ツルナ)はツルナ科ツルナ属の多年草である。
科の名称はハマミズナ科とするものもある。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜などに生える。
海外では、アジア、オーストラリア、南アメリカなどに広く分布している。
和名の由来は、茎が蔓のように地を這い、新芽や葉が菜っ葉のように食べられることからきている。
草丈は40~60センチくらいになる。
葉は三角状の卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は多肉質で無毛であるが、粒状の突起がある。
開花時期は4~11月である。
花の色は黄緑色で、葉の脇に1~2個つく。
花弁はなく、萼片が3~5枚ついている。
花径は5~10ミリくらいである。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
実は海流に乗って広がるので、世界各地の海岸に分布している。
生薬名を蕃杏(ばんきょう)といい、胃腸薬とされる。
属名の Tetragonia はギリシャ語の「tetra(4つの)+gonia(角)」からきている。果実の形から名づけられた。
種小名の tetragonoides は「四角に似た」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Tetragonia tetragonoides
★砂浜が大好きだよと這い延びる
蔓菜の花はとても小さく
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八丈薊(ハチジョウアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
新島以南の伊豆諸島の固有種である。
山地の草地、礫地、林の縁などに生える。
草丈は70~150センチくらいである。
葉は分厚く、棘はおとなしい。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
根際から生える葉は、開花時に残るものと残らないものがある。
開花時期は9~11月である。
花(頭花)は紅紫色で、ポンポンのように丸みがある。
総苞片(萼のところにある棘のような葉)は直角に開くものや反り返るものがある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の hachijoense は「八丈島の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Cirsium hachijoense
★八丈の山懐に咲くという
花はやさしい八丈薊
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有明葛(アリアケカズラ)はキョウチクトウ科アリアケカズラ属(アラマンダ属)の常緑半蔓性低木である。
原産地はブラジル、ギアナなどの熱帯アメリカである。
日本へは明治時代の末期に渡来した。
本州では温室栽培されるが、沖縄地方では普通に見かけられる。
英名はゴールデントランペット(golden trumpet) である。
蔓を伝って伸び、樹高は1~3メートルくらいになる。
葉は楕円形で、3~4枚が輪生する。
葉の質は革質で艶があり、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期6~9月である。
温度さえ合えば通年開花をする。
枝先に黄色い漏斗形の花を数個つける。
花径は5~10センチくらいある。
花冠の先は5つに裂け、筒部の内側には紫色の縦の筋が入る。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Allamanda はスイス人の植物学者「アラマン(J. N. S. Allamand)さん」の名からきている。
種小名の cathartica は「汚れを落とす」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Allamanda cathartica
★大輪を目映く開き南国の
香り伝えて有明葛
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大島繻子蘭(オオシマシュスラン)はラン科シュスラン属の多年草である。
本州の房総半島、三浦半島、伊豆半島や伊豆七島に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の中央には白い筋が入らない。
開花時期は9~11月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密につける。
和名の由来は、伊豆大島で発見され葉に「繻子」のような艶があるというところからきている。
基本種は八丈繻子蘭(ハチジョウシュスラン)で、葉の中央に白い筋が入る。
属名の Goodyera はイギリスの植物学者「グッドイヤー(John Goodyer)さん」の名からきている。
種小名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
品種名の izuohsimensis は「伊豆大島の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Goodyera hachijoensis f. izuohsimensis
★葉の様子少し違っているけれど
名前変えるもまたよきかなと
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