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植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

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ブラキコメ・ムルティフィダはキク科ヒメコスモス属(ブラキコメ属)の多年草である。
ブラキコメ属はオーストラリアを中心に70種くらいが分布する。
属名の読み方は、園芸的には英語風にブラキカムとされることが多い。
ブラキコメ・イベリディフォリア(Brachycome iberidifolia)に姫コスモス(ヒメコスモス)の和名があり、属名の和名はヒメコスモス属という。
本種の原産地はオーストラリアである。
東南部のクイーンズランド州の南部、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州に分布し、林の中や草地に生える。
流通名を宿根姫コスモス(シュッコンヒメコスモス)とするものもある。
英名はカットリーフド・デージー(cut-leafed daisy)という。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地を這ってマット状に広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は糸状である。
開花時期は3月から11月にかけてと長い。
舌状花の色は青紫色、筒状花の色は黄色である。
園芸品種が多く、舌状花の色が黄色やピンク、白のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Brachycome は「brachys(短い)+come(毛)」からきている。実の冠毛が短いことから名づけられた。
種小名の multifida は「多数に中裂した」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Brachycome multifida

★葉の形かなり変わっているみたい
 花の様子は変わらぬけれど



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四又毛氈苔(ヨツマタモウセンゴケ)はモウセンゴケ科モウセンゴケ属(ドロセラ属)の多年草である。
ドロセラ属は世界に200種近くが分布する。
日本にも毛氈苔(モウセンゴケ)などが分布し、属名の和名をモウセンゴケ属という。
なお、毛氈苔(モウセンゴケ)の名の由来は、毛氈(赤い毛織)を敷いたように低く生える様子を苔に見立てたものである。
本種の原産地はオーストラリア南東部とニュージーランドである。
食虫植物で、湿地などに生える。
草丈は10センチから100センチくらいである。
茎のつけ根の部分にはたくさんの毛が生える。
葉は線形である。
捕虫葉は4つに分かれる。
開花時期は夏である。
長い花茎の先に白い花をつける。
花弁数は普通は5枚である。
そこへ近寄った虫たちは、腺毛から出る粘液でとらえられる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Drosera はギリシャ語の「drosaros(露を帯びた)」からきている。葉に腺毛がたくさんあって露を帯びたように見えることから名づけられた。
種小名の pedata は「鳥足状の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Drosera pedata(syn. Drosera binata)

★美しい花にびっくり毛氈苔
 仕組みいかにと興味の募り



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大水蘚(オオミズゴケ)はミズゴケ科ミズゴケ属(スファグヌム属)のコケ植物である。
スファグヌム属は世界に150種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をミズゴケ属という。
本種は北海道から沖縄にかけて分布し、湿原の周辺部を中心に、湿った林の中から湿原の中心部にかけて生える。
海外では、温暖な地域から寒冷な地域にかけて広く分布する。
日本では、園芸用の採取や開発の影響で個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2012)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
茎の長さは10センチから30センチくらいである。
茎は直立をする。
枝は、茎に沿って下垂するものと放射状に広がるものの2種類がある。
茎につく葉は舌形、枝につく葉は舟形である。
色は白緑色で、時に紅紫色を帯びる。
属名の Sphagnum はラテン語の「sphagnos(コケの1種)」からきている。
種小名の palustre は「沼地に生える」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Sphagnum palustre

★森林を潤し生える豊かさは
 かけがいのない地球の宝



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フラグミペディウム・シュリミーはラン科フラグミペディウム属の多年草である。
フラグミペディウム属はパフィオペディルム属の近縁種で、中南アメリカに20種くらいが分布する。
本種の原産地はコロンビアである。
標高1000メートルから2000メートルの渓流沿いの岩場に生える着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
葉の長さは10センチから30センチくらいである。
開花時期は秋である。
温度さえ合えば周年開花をする。
花径は4センチから7センチくらいである。
花の色は白く、つけ根の部分は淡い桃色になる。
唇弁は紅紫色である。
花は微香を放つ。
属名の Phragmipedium はギリシャ語の「phragma(垣根)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の schlimii はベルギー人のラン収集家「シュリメ(Louis Joseph Schlim, 1819-1863)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Phragmipedium schlimii

★日本でもよく似た花を見かけるね
 ぷっくりとしてとても可愛い



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藺草(イグサ)はイグサ科イグサ属(ユンクス属)の多年草である。
ユンクス属は世界に200種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をイグサ属という。
本種の原産地はインドだと考えられている。
北海道から沖縄にかけて分布し、平地や山地の湿気のある場所に生える。
また、畳表やござの原料として栽培される。
日本での主な産地は熊本県八代地方で、国内生産量の9割に及ぶ。
海外では、韓国、台湾、中国などでも栽培が行われている。
最近では中国産畳表の輸入量が急増している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
地下茎が泥の中を這う。
茎は円筒形である。
葉は退化して葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)となっている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡い緑色の小花を密につける。
花びら(花被片)は6枚あり、三角形で先が尖る。
別名を藺(イ)ともいう。
また、燈心草(トウシンソウ)とも呼ばれる。
これは、油で明りを採っていた時代に花茎の髄を燈心に用いたことに由来する。
中国名の音読みでもある。
花言葉は「従順」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Juncus はラテン語の「jungere(結ぶ)」からきている。
種小名の decipiens は「まぎらわしい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
3枚目、4枚目は5月に八代平野で撮った。
学名:Juncus decipiens(syn. Juncus effusus var.decipiens)

★この草が畳表になるのかと
 手でつまんでもざらつくばかり
☆ふわふわと小さな花の咲くことに
 自然の不思議あらためて知り





 

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