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シスタス(Cistus)はハンニチバナ科ゴジアオイ属(キスツス属)の常緑低木の総称である。
キスツス属は地中海沿岸地方やカナリア諸島などに20種くらいが分布している。
同属のキスツス・アルビドス(Cistus albidus)に午時葵(ゴジアオイ)の和名があり、属名の和名もゴジアオイ属という。
園芸的には属名を英語風に読んだシスタスの名で流通している。
高温多湿を嫌うため日本ではあまり普及していないが、聖書にも登場する花ということで欧米ではポピュラーな観賞用植物となっている。
樹高は30センチから200センチくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6月から8月である。
花径3センチから4センチくらいの杯状の5弁花をつける。
花の色は白いものが多いが、園芸品種にはブルー、ピンク、赤、紫などのものもある。
また、のどの部分と雄しべは黄色で、コントラストが美しい。
開いてから8時間ほどで散ってしまう半日花であるが、次々に新しい花が咲いてくる。
英名はロックローズ(rock rose)である。
花言葉は「人気」である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、箱のような形をしている。
属名の Cistus はギリシャ語の「kistos(古代ギリシャでのこの植物の名)」からきている。
写真は7月に野田市の清水公園花ファンタジアで撮った。
学名:Cistus sp.
★半日の命なれどもシスタスは
華麗に咲いて命引き継ぎ

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蝦夷の姫鞍馬苔(エゾノヒメクラマゴケ)はイワヒバ科イワヒバ属(セラギネラ属)の常緑多年草である。
「苔」という文字が入るが、シダの仲間である。
セラギネラ属は世界に700種くらいが分布する。
日本にも岩檜葉(イワヒバ)などが分布し、属名の和名をイワヒバ属という。
本種は、北海道から本州にかけてと大分県に分布し、高山の岩上や草地などに生える。
絶滅危惧種に指定する県も多い。
海外では、ユーラシア大陸の温帯に広く分布する。
中国名は小卷柏(ショウケンパク)という。
岩檜葉(イワヒバ)の中国名が卷柏(ケンパク)で、こちらは生薬とされる。
主茎と側枝の区別が明瞭でなく、もつれ合ってマット状になる。
長さは5センチから20センチくらいである。
腹葉は卵状で先が丸い。
背葉は斜上してつき、幅の狭い卵形で微かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
胞子嚢葉長く立ち上がり、先に胞子嚢群をつける。
属名の Selaginella はヒカゲノカズラの古名「Selago」の縮小形である。
種小名の helvetica は「スイス(Helvetia)の」という意味である。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Selaginella helvetica
★シダだけど苔の字似合う小ささに
自然の広さ肌身で感じ

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ゲラニウム・ビオコボはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種はゲラニウム・カンタブリギエンセの園芸品種である。
ゲラニウム・カンタブリギエンセはゲラニウム・マクロリズム(Geranium macrorrhizum)とゲラニウム・ダルマチクム(Geranium dalmaticum)との交配種である。
草丈は20センチから30センチである。
株は地下茎で広がり、カーペット状になる。
葉は円形で手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉には柑橘系の強い香りがある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に1輪から数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は3センチくらいで、花の色は白や淡いピンクである。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の cantabrigiense は「(イギリスの)ケンブリッジの」という意味である。
園芸品種名の Biokovo はクロアチアにある山の名である。
写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。
学名:Geranium x cantabrigiense 'Biokovo'
★花びらを頬っぺのように淡く染め
雨にも負けず大地に育ち

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アリウム・マウントエベレストはユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
アリウム属は北半球に400種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
代表品種は葱(ネギ)で、属名の和名もネギ属という。
マウントエベレスト(Mt. Everest)は中央アジアからアフガニスタンにかけて分布するアリウム・スティピタツムの園芸品種である。
草丈は80センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は、細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5月から7月くらいである。
葉のない細い茎先に、球状をした大きな散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い花をつける。
花序径は10センチから20センチくらいあり巨大である。
花序は花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の stipitatum は「柄のある」という意味である。
園芸品種名の Mt. Everest は「エベレスト山」の意味である。
写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。
学名:Allium stipitatum 'Mt. Everest'
★大輪が広い大地によく似合う
とても楽しいアリウムの花

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グレビレア・カンタベリーゴールドはヤマモガシ科ハゴロモノキ属(グレビレア属)の常緑低木である。
グレビレア属はオーストラリア、ニュージーランド、ニューギニアに250種以上が分布する。
同属のグレビレア・ロブスタ(Grevillea robusta)の和名を羽衣の木(ハゴロモノキ)といい、属名の和名をハゴロモノキ属という。
また、園芸品種も多い。
カンタベリーゴールド(Canterbury Gold)はそうした園芸品種の1つである。
ジュニペリナ種(Grevillea juniperina)とビクトリアエ種の変種レプトネウラ(Grevillea victoriae var.leptoneura)との交雑によって作出された園芸品種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏にかけてである。
花弁のように見える総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)から、長い花柱の突きだした花を咲かせる。
総苞の色は濃い黄色である
属名の Grevillea はイギリス人の植物収集家「グレビル(Charles Francis Greville, 1749-1809)さん」の名からきている。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Grevillea 'Canterbury Gold'
★いろいろな姿があるねグレビレア
黄色い花は花火のようだ

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