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蟹釣り草(カニツリグサ)はイネ科カニツリグサ属(トリセツム属)の多年草である。
トリセツム属は世界に75種くらい分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をカニツリグサ属という。
本種は北海道から九州(沖縄を除く)にかけて分布し、道ばたなどに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は40センチから70センチくらいである。
葉は長さ10センチから20センチの線形で、茎の下部に多くつく。
開花時期は5月から6月である。
花穂は細い円錐状で先が垂れ、たくさんの小穂をつける。
小穂につく小さな花は緑紫色から黄褐色に熟する。
花穂には毛が多く、柔らかそうに見える。
和名の由来は、この花穂で沢蟹釣りをすることからきている。
属名の Trisetum はラテン語の「tri(3)+seta(剛毛)」からきている。外果穎の様子から名づけられた。
種小名の bifidum は「2つに中裂した」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Trisetum bifidum
★名の由来聞けば昔の光景が
瞼に浮かぶきらめく流れ

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唐大黄(カラダイオウ)はタデ科カラダイオウ属(レウム属)の多年草である。
レウム属は世界に60種くらいが分布する。
本種が代表種で、属名の和名はカラダイオウ属という。
英名はルバーブ(rhubarb)という。
ヨーロッパではギリシア、ローマ時代から作物として栽培され、ジャムや煮物に利用されてきた。
いくつかの栽培品種も生まれている。
本種の原産地はシベリアの南部である。
日本へは明治時代に渡来した。
長野県などでジャム加工用に栽培されるが、あまり普及していない。
別名を食用大黄(ショクヨウダイオウ)、丸葉大黄(マルバダイオウ)ともいう。
草丈は50センチから200センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
根際から生える葉は心形で長い柄があり、放射状に広がる。
葉の色は濃い緑色で毛は生えず、葉脈がはっきりしている。
開花時期は4月から6月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄白色をした花をたくさんつける。
花には花弁はなく、萼が花弁状になって5つに裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎は生薬の大黄(だいおう)の代用として、緩下・健胃薬とされる。
花言葉は「迅速」である。
属名の Rheum はロシアの「ラー川(Rha, ボルガ川の古名)」からきている。
種小名の rhabarbarum は「異国のラー川の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Rheum rhabarbarum(YListでは Rheum rhabarbatum)
★野菜かと首をかしげつしげしげと
観察をする食用大黄

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姫舞鶴草(ヒメマイヅルソウ)はユリ科マイズルソウ属(マイアンテムム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
マイアンテムム属は世界に40種くらいが分布する。
ただし、これはAPGIIIでマイアンテムム属に含められたスミラキナ属(ユキザサ属:Smilacina)を含めた数である。
日本にも舞鶴草(マイヅルソウ)などが分布し、属名の和名をマイズルソウ属という。
本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリア、北アメリカなどにも広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉の形は細長い ハート形で、普通は2枚が互い違いに生える(互生)。
近縁種の舞鶴草(マイヅルソウ)に比べると葉が細長い。
また、葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある点や、葉の裏面に毛が生える点も異なる。
開花時期は5月から7月である。
茎先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花をつける。
花被片は4枚である。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋には赤く熟する。
「舞鶴草」の名の由来は2枚の葉の葉脈の湾曲する様子を鶴が羽を広げて舞う様子に見立てたもので、小形ということで「姫」を冠したものである。
ただし、必ずしも小形とは限らないようである。
属名の Maianthemum はギリシャ語の「majos(5月)+anthemon(花)」からきている。
種小名の bifolium は「2枚の葉の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園の野草展で撮った。
学名:Maianthemum bifolium
★小さくも鶴舞う様に見立てられ
名に負けまいと凛として咲き

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レプトスペルムム・ポリガリフォリウムはフトモモ科ネズモドキ属(レプトスペルムム属)の常緑低木である。
レプトスペルムム属はオーストラリアを中心に86種が分布する。
同属のレプトスペルムム・アンビギウム(Leptospermum ambiguum)に杜松擬き(ネズモドキ)の和名があり、属名の和名もネズモドキ属という。
また、ニュージーランドの国花でもある御柳梅(ギョリュウバイ)が日本ではよく知られている。
本種は異名をレプトスペルムム・フラベスケンスという。
原産地はオーストラリアの東部である。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
葉は先の尖った線形で、互い違いに生える(互生)。
葉はレモンに似たよい香りがする。
開花時期は5月から6月くらいである。
花径は1センチくらいの白い5弁花を鈴なりにつける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Leptospermum はギリシャ語の「leptos(細長い)+spermum(種子)」からきている。
種小名の polygalifolium は「(ヒメハギ科の)ヒメハギ属(Polygala)に似た葉の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Leptospermum polygalifolium(syn. Leptospermum flavescens)
★どことなく御柳梅に似てるかな
気分最高レモンの香り

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カミソニアはアカバナ科カミソニア属の一年草である。
カミソニア属は北アメリカの西海岸などに12種が分布し、海岸の砂地に生える。
マツヨイグサ属(オエノテラ属:Oenothera)の近縁種だが、茎が立ち上がらず這って伸びるところが異なる。
代表種はケイランティフォリア種(Camissonia cheiranthifolia)やミクランタ種(Camissonia micrantha)である。
撮影地のものは園芸用に交配された品種ということで種小名は表示されていなかった。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は地面を這って横に広がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉には毛が生えている。
開花時期は4月から6月くらいである。
花径2センチから3センチくらいの黄色い花をたくさんつける。
花弁数は4枚で一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camissonia はドイツ人の植物学者「カミッソ(Adelbert von Chamisso, 1781-1838)さん」の名からきている。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Camissonia sp.
★華やいだ気分が好きとカミソニア
黄花揺ら揺ら緑の季節

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