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大琉球(オオリュウキュウ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
大琉球(オオリュウキュウ)はリュウキュウ系と呼ばれる園芸品種群の1つである。
江戸時代から栽培されており、岸躑躅(キシツツジ)と黐躑躅(モチツツジ)の交雑種とする説が有力である。
和名の由来は、琉球を経由して広まったことからきている。
このうち黐躑躅(モチツツジ)の性質の強いものをオオリュウキュウ系、岸躑躅(キシツツジ)の性質の強いものをシロリュウキュウ系として大別する。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝は太くて枝分かれは粗い。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
白地や淡い紫地に濃い紅色の斑点が入る関寺(セキデラ)や白地に淡い紫色の絞りが入る峰の松風(ミネノマツカゼ)などの品種がある。
雄しべの数は7本から10本くらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の mucronatum は「微凸頭の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron x mucronatum 'Oryukyu'(syn. Rhododendron x hortense 'Oryukyu')
★大輪を株いっぱいにつけて咲く
大琉球は豪華な姿

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奥州里桜(オウシュウサトザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つで、大山桜(オオヤマザクラ)とサトザクラの1種との交雑種と考えられている。
岩手県盛岡市周辺に多く、この名がつけられている。
特に原敬記念館にあるものは戴き桜(イタダキザクラ)と呼ばれている。
南部藩の殿様が原敬の父に賜ったものというのが由来という。
樹高は5メートルから10メートルである。
枝は斜上をする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花は淡い紅色をした半八重咲きの大輪である。
花弁数は10枚から15枚である。
花はしっかりと横に開き、花弁の先の色が濃い。
花弁は丸く、花柄があまりないなど大山桜(オオヤマザクラ)の特徴が見て取れる。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の sargentii はアメリカ人の植物学者「サージェント(Charles Sprague Sargent, 1841-1927)さんの」という意味である。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunus sargentii x Prunus lannesiana(syn. Prunus lannesiana 'Oshu-satozakura')
★つけられた名前の由来面白く
興味ひかれる北国の花
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楊貴妃(ヨウキヒ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
かつて桜の名所であった荒川堤由来の桜の1つである。
古くは奈良にあった桜で、江戸時代の資料にもその名がある。
興福寺の僧玄宗が愛した桜ということから中国の楊貴妃を連想して名づけられたという。
樹高は5メートルから10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
蕾は濃い桃色である。
開花すると淡い紅色をした八重咲きの大輪となり、花径は40ミリから45ミリくらいである。
花弁の先には濃い桃色が残る。
花弁数は15枚から20枚である。
5枚の萼片は三角形、萼筒は漏斗形である。
花の後にできる実は直径1センチくらいの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、黒紫色に熟する。
属名の Prunus はラテン語の「plum(スモモ)」からきている。
種小名の lannesiana はフランス人の園芸家「ランヌ(Lannes)さんの」という意味である。
園芸品種名の Mollis は「軟毛のある」という意味である。
写真は4月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Mollis'
★桜にも楊貴妃名乗る花がある
美女が似合うね爛漫の春

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ラミウム・マクラツムはシソ科オドリコソウ属(ラミウム属)の多年草である。
ラミウム属はヨーロッパ、北アフリカ、アジアなどの温帯地域に40種ほどが分布している。
日本にも踊子草(オドリコソウ)などが分布しており、属名の和名をオドリコソウ属という。
本種の原産地はヨーロッパ、北アフリカ、温帯アジアなどである。
また、葉が銀白色やクリーム色の斑入りのものなど、園芸品種がいろいろある。
草丈は20センチから80センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
根際から生える葉には長い柄がある。
匍匐性があり、グランドカバーとしても利用される。
開花時期は3月から5月である。
葉の脇から輪散花序といわれる独特の花序を出し、唇形の花をつける。
この花序は輪状集散花序とも呼ばれ、2つの集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)が組み合わさって輪のようになる。
花の色は、白やピンク、紅紫色などのものがある。
上の唇が発達していて、帽子のように下の唇にかぶさる。
この裏側に雄しべがついていて、蜜を求めて入ってきた昆虫の背中に花粉がつく仕掛けになっている。
花冠は長さが20ミリから25ミリくらいある。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
花言葉は「清楚」である。
属名の Lamium はギリシャ語の「laipos(のど)」 からきている。葉の筒が長くてのど状に見えることから名づけられた。
種小名の maculatum は「斑点のある」という意味である。
写真は5月に札幌市の豊平公園で撮った。
学名:Lamium maculatum
★ちょっと見は踊子草と変わらぬが
葉っぱがお洒落ラミウムの花

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通草(アケビ)はアケビ科アケビ属の蔓性落葉低木である。
漢字では「木通」とも書く。これは生薬名からきた名である。
アケビ属は東アジアに数種が分布する。
通草(アケビ)は本州から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
白花通草(シロバナアケビ)はその品種(forma:f.)ないし園芸品種(cultivar:cv.)である。
通草(アケビ)の花は淡い紫色だが、本種は名前の通り白い花を咲かせる。
観賞用として庭木にされたり、盆栽や鉢植えに利用される。
蔓の長さは5メートルから10メートルになる。
葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
小葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4月である。
雌雄同株である。
葉の間から花序が垂れ下がる。
雌花は大きく雄花は小さい。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に紫色に熟して裂開する。
中からは白い果肉と種子が現れ、果肉は食べられる。
茎の部分には利尿作用があり、木通(もくつう)の名で生薬として用いる。
俳句では、「あけび」が秋の季語、「あけびの花」が春の季語である。
属名の Akebia は日本語名の「アケビ」からきている。
種小名の quinata は「5枚の小葉の」という意味である。
品種名の leucantha は「白い花の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
雌花、雄花の順である。
学名:Akebia quinata f. leucantha(syn. Akebia quinata 'Leucantha')
★すっきりと咲く白花に目を細め
実りの秋の姿を思い

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