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榧蘭(カヤラン)はラン科カヤラン属(トリクススペルムム属)の多年草である。
トリクススペルムム属は東南アジアや南太平洋、オーストラリアなどに150種くらいが分布する。
日本にも本種が分布し、属名の和名をカヤラン属という。
本種は本州の岩手県から九州にかけて分布し、樹幹や岩上に生える着生種である。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国の南部などにも分布する。
和名の由来は、葉が針葉樹の榧(カヤ)に似ることからきている。
草丈は3センチから10センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に小さな淡い黄色の花を2輪から5輪くらいつける。
花径は7、8ミリで、全開はしない。
唇弁は浅い袋状で、内側に紫褐色の斑が入る。
一日花である。
花言葉は「天性の華のある」である。
属名の Thrixspermum はギリシャ語の「thrix(毛)+spermum(種子)」からきている。
種小名の japonicum は「日本の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Thrixspermum japonicum(syn. Sarcochilus japonicus)
★こんなにも小さな花が咲くのかと
目を細くして驚くばかり

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梅(ウメ)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
中国原産で、日本へは古代に渡来した。
駒止(コマドメ)は梅(ウメ)の栽培品種の1つである。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
豊後系・豊後性の八重咲きの大輪(30から40ミリ)である。
花の色は白い。
移り白(うつりしろ)といって、蕾のうちはピンクで開花すると白くなる。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
写真は3月に水戸市の弘道館公園で撮った。
学名:Prunus mume 'Komadome'
★駒止の名にふさわしく咲き誇る
花の姿や春は爛漫

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シザンサスはナス科はスキザンツス属(コチョウソウ属)の一年草である。
スキザンツス属はチリ、アルゼンチンに10種くらいが分布する。
チリ原産のスキザンツス・ピンナツス(Schizanthus pinnatus)に胡蝶草(コチョウソウ)という和名があり、別名を群れ胡蝶(ムレコチョウ)という。
ここから、属名の和名はコチョウソウ属ないしムレコチョウ属という。
なお、シザンサスの名は、属名のスキザンツスを英語風に読んだもので、園芸品種はこの名で流通している。
これはイギリスで作出されたもので、ピンナツス種(Schizanthus pinnatus)とレツスス種(Schizanthus retusus)を交配親としており、学名はスキザンツス・ウィセトネンシスという。
英名はウィセトン・バタフライフラワー(Wiseton butterfly flower)である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3月から5月くらいである。
花径は3センチくらいの蝶形で、花冠の先は細かく裂ける。
花の色は赤、白、ピンクなどで、黄色や白の斑紋が入る。
花言葉は「あなたと一緒に」である。
属名の Schizanthus はギリシャ語の「schizo(裂ける)+anthos(花)」からきている。
種小名の wisetonensis は「(イギリスの)ウィセトンの」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
上の写真がエンゼルウイング(Angel Wings)、下の写真がアトランティック(Atlantic)である。
学名:Schizanthus x wisetonensis
★斑紋の様子がどこか変わってて
アルストロメリアとちょっと似てるね

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ネモフィラ・メンジーシー・アトマリアはハゼリソウ科ルリカラクサ属(ネモフィラ属)の一年草である。
分類体系によっては(APGIII)ムラサキ科とされる。
ネモフィラ属は北アメリカに11種分布し、ほかにその変種や交配種がある。
本種の基本種であるネモフィラ・メンジーシーに瑠璃唐草(ルリカラクサ)の和名があり、属名の和名もルリカラクサ属という。
本種の原産地はオレゴン州、カリフォルニア州である。
スノーストーム(Snow Storm)はその英名であり、園芸品種名である。
日本ではネモフィラ・スノーストームの名で流通している。
特徴は、白い花びらに細かい紫色の斑点がたくさん入ることである。
草丈は15センチから25センチくらいである。
葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は3月から4月である。
茎先に花径15ミリから25ミリくらいの小さな花をつける。
花弁数は5枚である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Nemophila はギリシャ語の「nemos(小さな森)+ phileo(愛する)」からきている。
種小名の menziesii はスコットランドの植物学者「メンジーズ(Archibald Menzies, 1754-1842)さんの」という意味である。
種小名の atomaria は「小さい斑点のある」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Nemophila menziesii var. atomaria 'Snow Storm'
★そばかすをつけて乙女を思わせる
花は優しく軽やかに咲き

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セロジネ・トメントサはラン科セロジネ属の多年草である。
セロジネ属はアジアや南太平洋に200種以上が分布する着生種である。
属名の読み方はコエロギネとするものもあるが、セロジネという英語風の読み方が一般化している。
異名をセロジネ・マッサンゲアナという。
本種の原産地はマレーシアやインドネシアである。
標高1100メートルから2100メートルの山地の森に生える着生種である。
草丈は40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬から夏で、不定期に咲く。
垂れ下げた茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、20輪から30輪くらいの花をつける。
花の色は淡い黄褐色で、唇弁は茶褐色である。
花径は6センチくらいで、よい香りがする。
属名の Coelogyne はギリシャ語の「coelos(空洞)+gyne(雌)」からきている。柱頭が窪んでいることから名づけられた。
種小名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。子房に軟毛のあることから名づけられた。
写真は2月に板橋区立熱帯環境植物館で撮った。
学名:Coelogyne tomentosa(syn. Coelogyne massangeana)
★目立つのは色鮮やかなリップだよ
茶色の模様とても目立つね

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