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ルエリア・グラエキザンスはキツネノマゴ科ルイラソウ属(ルエリア属)の多年草である。
属名の読み方はリュエリアとするものもある。
ルエリア属はアメリカ大陸の熱帯地域などに250種くらいが分布する。
同属のルエリア・レペンス(Ruellia repens)の和名をルイラ草(ルイラソウ)といい、属名の和名もルイラソウ属という。
この和名の由来は属名のルエリアの転訛したものだという
ルエリア・グラエキザンスの原産地は南アメリカである。
この花の色は赤い。
アルビフロラはその園芸品種である。
花の色は白ないしクリーム色である。
草丈は30~60センチくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は細く尖り、艶がある。
開花時期は5~9月くらいである。
温度さえあれば周年開花をする。
葉の脇から花茎を伸ばし、白ないしクリーム色をした筒状の花をつける。
花冠は長さが2~3センチで、真ん中が膨らむ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ruellia はフランス人の医師で植物学者の「リュエル(Jean Ruelle, 1474-1537)さん」の名からきている。
種小名の graecizans の意味はまだ解明できていない。
園芸品種名の Albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Ruellia graecizans 'Albiflora'
★白の名をもらったけれど黄色いね
白く咲くときあるみたいだが

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山白菊(ヤマシロギク)はキク科シオン属(アスター属)の多年草である。
アスター属はユーラシア大陸に180種くらいが分布する(北アメリカに分布する種を除いた場合)。
日本にも紫苑(シオン)などが分布するので、属名の和名をシオン属という。
本種は日本固有種である。
本州の東海地方から九州にかけて分布し、山地の日当りよい草地に生える。
別名を田舎菊(イナカギク)という。
草丈は40センチから100センチくらいである。
茎や葉には白い軟毛がたくさん生えていてざらつく。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり、縁毛があ。
葉のつけ根から3分の1くらいのところで急に狭くなり、つけ根の部分はやや茎を抱く。
開花時期は8月から11月くらいである。
茎先で少し枝分かれをし、散房状(柄のある花がいくつかつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいで小さ目である。
白い花びら(舌状花)は11枚から15枚くらいである。
筒状花は鮮やかな黄色だが、時間が経つと色あせて白色っぽくなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の semiamplexicaulis は「やや茎を抱く」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Aster semiamplexicaulis
★仲間との区別はなかなかむずかしい
違いはどこと目を皿にして

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姫薊(ヒメアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
アザミ属は北半球に250種くらいが分布し、日本にも100種以上が分布する。
本種は日本固有種である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
和名の由来は、花が小さくて葉も細長く、全体に華奢な感じがすることからきている。
別名を姫山薊(ヒメヤマアザミ)という。
草丈は1メートルから2メートルである。
茎は細くて真っ直ぐに伸び、上部で枝分かれをする。
茎には短い毛が密に生える。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に浅裂または中裂し、つけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から10月である。
頭花は長さが15ミリから20ミリくらいの筒状で小さく、紅紫色をしており、茎先にたくさんつく。
頭花は小さな筒状花の集合体である。
頭花の下には苞葉があり、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は筒状である。
総苞片には蜘蛛毛(蜘蛛の巣のような細くからまっている毛)があり、反り返らない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の buergeri はドイツ人で日本植物の採集家であった「ブュルゲル(Heinrich Buerger, 1806-1858)さんの」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Cirsium buergeri
★名と違い背が高いけど姫薊
ひょろりと伸びて花は小さく

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菊葉山火口(キクバヤマボクチ)はキク科ヤマボクチ属(シヌルス属)の多年草である。
シヌルス属は東アジアに数種が分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をヤマボクチ属という。
本種は日本固有種である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、低山や山地の草地や林の縁などに生える。
「火口(ほくち)」というのは昔の人が火をつけるときに用いた綿毛のことである。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。
草丈は70センチから100センチくらいである。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
茎につく葉は下部に多く、互い違いに生える(互生)。
葉の形は卵形で、手のひら状に羽裂する。
開花時期は10月から11月くらいである。
上部で枝分かれをし、茎先に花径3センチから4センチの筒状花を1つずつつける。
花の色は淡い黄色や紫色である。
花は筒状花だけからなる。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は針のように細い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Synurus はギリシャ語の「syn(合同)+oura(尾)」からきている。葯の下部にある尾状の附属物が合一して筒になることから名づけられた。
種小名と変種名の palmatopinnatifidus は「掌状複葉と羽状複葉とを兼ねた複葉のある」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidus
★また一つ出合いの妙味ここに知る
菊葉山火口の不思議な姿

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毛三角蔓(ケサンカクヅル)はブドウ科ブドウ属の蔓性落葉木本である。
ブドウ属は原種が60種くらいあり、また多くの栽培品種がある。
本種は分類上は三角蔓(サンカクヅル)の変種とされ、蝦蔓(エビヅル)との雑種説もある。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外での分布についてははっきりしない。
特徴は葉の表面にも裏面にも毛が生えていることである。
蔓は他の木に絡んで伸び、10メートル以上にもなる
葉は卵状の三角形から五角形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面の毛は蜘蛛毛(蜘蛛の巣のような細くからまっている毛)からやや縮れた短毛へと変化する。
裏面の毛はずっと褐色の蜘蛛毛のままである。
開花時期は5~6月である。
花穂を伸ばして薄い黄緑色の小さな花を円錐状につける。
花びらは5枚である。
花の後にできる実は直径7ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋に黒く熟し食べられる。
秋には紅葉をする。
属名の Vitis はラテン語の「vitis(つる植物)」からきている。
種小名の flexuosa は「曲がりくねった」という意味である。
変種名の rufotomentosa は「赤く一面に綿毛がある」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Vitis flexuosa var. rufotomentosa
★毛の生えた三角蔓もあるのかと
しみじみ思う自然の不思議

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