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チトニア・ロツンディフォリアはキク科チトニア属(ニトベギク属)の一年草である。
チトニア属はメキシコを中心に11種が分布する。
同属のチトニア・ディベルシフォリア(Tithonia diversifolia)の和名を腫柄菊(ニトベギク)といい、属名の和名もニトベギク属という。
本種はアメリカ合衆国のフロリダ州から中央アメリカにかけて分布する。
和名はメキシコ向日葵(メキシコヒマワリ)という。
この名称は英名のメキシカン・サンフラワー(Mexican sunflower)を直訳したものである。
草丈は1~2メートルである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は緩やかに波打つ。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に花径8~10センチくらいの朱色の花(頭花)をつける。
舌状花は10枚以上あり、裏面は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
切り花にも利用できる。
花言葉は「果報者」である。
古代アステカ帝国の国花だったと言われている。
属名の Tithonia はギリシャ神話に登場する青年「ティトノス(Tithonos)」の名からきている。
種小名の rotundifolia は「円形をした葉の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のフイエスタデルソル(Fiesta del Sol)である。
スペイン語で「太陽の祭り」といった意味合いがある。
学名:Tithonia rotundifolia
★華やかな紅い向日葵秋に咲く
アステカの国思い描いて

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スカビオサ・コルンバリアはマツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)の多年草である。
スカビオサ属は地中海沿岸地方などを中心に70種くらいが分布する。
日本にも松虫草(マツムシソウ)などが分布するので、属名の和名をマツムシソウ属という。
本種は地中海沿岸のほか西アジア、ロシアなどにも分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本では、アルピナ・ナナ(Alpina Nana)という矮性種が多く流通している。
この園芸品種は草丈が10~20センチくらいで、姫松虫草(ヒメマツムシソウ)という流通名もつけられている。
基本種は草丈が30~60センチくらいある。
全体に毛に覆われている。
根際から生える葉は羽状複葉である。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に淡い青紫色をした花(頭花)を1つずつつける。
花径は2~4センチくらいである。
花の構造はキク科の花と同じように小花の集合である。
中央には筒状の小花が集まる。
浅く5つに裂け、雄しべ4本と雌しべ1本をもつ両性花である。
周りには上下2唇状の小花が集まる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、この仲間は越年草が多いが、本種は多年草である。
属名の Scabiosa はラテン語の「scabiea(疥癬)」からきている。この属の植物に皮膚病に効くものがあることから名づけられた。
種小名の columbaria は「鳩羽色の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
園芸品種のアルピナ・ナナ(Alpina Nana)である。
学名:Scabiosa columbaria
★謎だった花の秘密を解き明かし
そうだったのかと笑みもこぼれて

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紫蘇葉黄菫(シソバキスミレ)はスミレ科スミレ属(ビオラ属)の多年草である。
ビオラ属は世界には500~600種が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも菫(スミレ)などが生育するので、属名の和名はスミレ属という。
本種は日本固有種である。
北海道の夕張岳にのみ分布し、高山の蛇紋岩の砂礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
2007年版までは絶滅危惧IA類(CR)とされていた。
草丈は5センチくらいである。
有茎種である。
葉は円形で分厚く、深い緑色で艶がある。
葉の裏面は、暗い紅紫色をしている。
葉の先は短く尖り、縁には波状の鋸歯がある
開花時期は6~7月である。
茎先につく花の色は黄色で、花径は15ミリくらいである。
側弁には疎らに毛が生える。
唇弁には紅紫色の筋が入る。
花弁の裏側は紅紫色を帯びるものが多い。
距は小さくて目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yubariana は「夕張岳の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名: Viola yubariana
★もう少し元気な姿撮りたいな
愛らしいよね紫蘇葉黄菫

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アズテキウム・ヒントニーはサボテン科アズテキウム属の常緑多年草である。
アズテキウム属はメキシコ北東部のヌエボ・レオン州の山岳地帯に3種が分布する。
石灰岩の岩場の断崖にへばりついて生える小形の多肉植物である。
本種の原産地もメキシコのヌエボ・レオン州で、標高1200メートルくらいの山地に生える。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2013)では準絶滅危惧(NT)に指定されている。
流通名は雛籠(ヒナカゴ)という。
形状は球状ないし円柱状で、成長しても直径10センチ、高さ20センチくらいにしかならない。
表皮は淡い灰緑色で、溝がたくさんある。
尖った稜が10~18くらいあり、稜に沿って刺座(しざ:刺が出る部分にある綿毛状のクッションのようなもの)がある。
開花時期は7~9月くらいである。
刺座で覆われた頭頂部に花径1~3センチくらいの赤い花をつける。
属名の Aztekium はギリシャ語の「aztek(アステカ文明)」からきている。形状をアステカ文明の彫刻に見立てたものである。
種小名の hintonii はメキシコ人の植物収集家「ヒントン(George Sebastien Hinton, 1949-)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Aztekium hintonii
★石灰の岩場に育つサボテンだ
身はコンパクト花も小さく

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ピングイクラ・エマルギナタはタヌキモ科ムシトリスミレ属(ピングイクラ属)の常緑多年草である。
ピングイクラ属は世界に80種くらいが分布する。
属名の読み方はピンギキュラとするものもある。
日本にも虫取菫(ムシトリスミレ)などが分布するので、属名の和名をムシトリスミレ属という。
葉から粘液を出して虫を捕らえる食虫植物の仲間である。
本種の原産地はメキシコである。
南東部のプエブラ州に分布し、標高1500メートルくらいの雲霧林や川岸に生える。
草丈は10センチくらいである。
葉はへら形で、根際から生えてロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は多肉質で、表面の細かな腺毛から粘液を出して虫を捕まえる。
開花時期はほぼ周年である。
茎先に花径2センチくらいの小さな花をつける。
花の色は白く、紫色の縞模様が入る。
花冠は唇形に5つに裂け、それぞれの先がさらに細かく裂ける。
花の色はもっと濃いものもある。
冬にも休眠はしない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
交配により多くの園芸品種が生まれている。
属名の Pinguicula はラテン語の「pinguis(やや脂肪性の)」からきている。葉の面の脂肪光沢が強いためと思われる。
種小名の emarginata は「先に浅い割れ目のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pinguicula emarginata
★メキシコの高地に育つピングイクラ
静かにしてと言っているかな

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