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植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

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サントリナはキク科ワタスギギク属(サントリナ属)の常緑小低木である。
サントリナ属は地中海沿岸地方を中心に20種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より。ただし暫定的学名とされている)
サントリナは属の総称であるが、中心となるのは本種である。
和名は綿杉菊(ワタスギギク)といい、属名の和名もワタスギギク属という。
和名の由来は杉の葉に似た葉が綿毛で覆われているところからきている。
本種はスペインからアイルランドにかけてとトルコに分布する。
英名はコットンラベンダー(cotton lavender)という。
英名の由来は草姿と香りがラベンダーに似ていることからきている。
樹高は30センチから50センチくらいである。
葉は羽状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉には白い綿毛が生える。
開花時期は5月から8月である。
黄色い筒状花からなる球体のような小さな花(頭花)を咲かせる。
花は強い芳香を放つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
園芸的には、庭植え、鉢植えとされ、主として葉を観賞する。
またハーブとして利用される。
精油成分を含み香水原料となるのだが商業栽培は行われていない。
駆虫薬としても利用されている。
花言葉は「移り気な人」である。
8月3日の誕生花である。
属名の Santolina はギリシア語の「sanctum(聖なる)+linum(亜麻)」からきている。
種小名の chamaecyparissus は「ヒノキ属(Chamaecyparis)のような」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Santolina chamaecyparissus

★洋式の庭園ならば欠かせない
 サントリナの花シックに咲いて



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エキザカムはリンドウ科ベニヒメリンドウ属(エキザクム属)の多年草である。
エキザクム属は世界に72種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の和名を紅姫竜胆(ベニヒメリンドウ)といい、属名の和名もベニヒメリンドウ属という。
エキザカムは属名を英語風に読んだもので、YListにもこの名称を別名として記載している。
本種の原産地はイエメンのソコトラ島である。
ソコトラ島はアラビア半島の南に位置し、固有種の多いことで知られる島である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2016)では軽度懸念(LC)に指定されている。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
日本では園芸上は一年草として取り扱われ、庭植えや鉢植えにされる。
草丈は20センチから30センチである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、艶がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
花径1センチから2センチの青紫色の小さな花を次々とつける。
花冠の先は4つから6つに裂けて平らに開く。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色である。
雌しべは長く飛び出す。
花はよい香りがする。
花言葉は「あなたを愛します」である。
8月1日の誕生花である。
属名の Exacum はガリア語の「Exacon(ギリシャ神話ではケンタウルス)」からきている。
種小名の affine は「近似の」という意味である。
上の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名はミゼットブルーである。
下の写真は9月に京都府立植物園で撮った。
品種名はエルフィンである。
学名:Exacum affine

★一面に咲いた小さな花の色
 爽やかなりしミゼットブルー
☆恥じらいて咲かせる花の愛らしさ
 君に初めて気持ち伝えん




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鋸草(ノコギリソウ)はキク科ノコギリソウ属(アキレア属)の多年草である。
アキレア属は北半球の温帯を中心に100種から150種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名はノコギリソウ属という。
本種は北海道から本州にかけて分布し、山地の草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア、モンゴル、北アメリカなどにも分布する。
和名の由来は鋸のように縁が細かく切れ込んだ葉の様子からきている。
中国名は高山蓍(gao shan shi)という。
英名はチャイニーズヤロー(Chinese yarrow)である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
長さ8センチから10センチの細長い楕円形で、葉は互い違いに生える(互生)。
「重鋸歯」と言って、切れ込んだ裂片の縁にも浅いぎざぎざがある。
開花時期は7月から9月である。
茎の上部で細かく枝分かれをして散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、4ミリから8ミリくらいの小さい花(頭花)を密生させる。
花の周辺には舌状花が5枚から7枚つき、真ん中には筒状花が半球状に寄せ集まる。
花の色は白ないし淡いピンクである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
花言葉は「戦い」「勇敢」である。
俳句の季語は夏である。
7月21日の誕生花である。
属名の Achillea はギリシャ神話に登場する英雄「アキレス(Achilles)」の名からきている。
種小名の alpina は「高山に生える」という意味である。
変種名の longiligulata は「長い舌状の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Achillea alpina var. longiligulata(広義:Achillea alpina)

★葉を揺らし花を揺らして霧の中
 鋸草は群がり咲いて
☆嘆きさえ祈りに込めて鋸草
 愛らしき花群れをなしては




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ペチュニアはナス科ツクバネアサガオ属(ペチュニア属)の多年草である。
ペチュニア属は原産地は南アメリカの固有種で、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどに35種が分布する。
同じナス科のタバコ属(Nicotiana)と近縁種である。
日本で主に流通しているのは品種改良された園芸品種である。
この和名を衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)といい、属名の和名もツクバネアサガオ属という。
和名の由来は、萼筒を羽根つきの羽根にたとえ、花が朝顔(アサガオ)に似ていることからきている。
しかし、園芸的にはペチュニアの名で流通しており、YListでもこれを別名として記載している。
英名はコモンガーデンペチュニア(common garden petunia)という。
日本へは大正時代には渡来していたものと推定される。
庭植えや鉢植えとして利用されている。
なお、園芸的には一年草として扱われる。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から9月くらいである。
花は漏斗形で、花径2センチくらいの小輪から10センチを超える大輪まである。
花の色は多彩で、白、赤、黄色、青紫色などのほか複色のものもあり、八重咲きもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「心の平安」である。
7月13日の誕生花である。
属名の Petunia はブラジルの先住民の言語で「タバコ」を意味する。
種小名の hybrida は「交配種の」という意味である。
写真は3月に京都府立植物園で撮った。
品種名はオペラサプリームピンクモーン、プリズムサンシャインである。
学名:Petunia x hybrida(異名:Petunia x atkinsiana)

★ラテンの血ひいて艶やか八重に咲く
 お澄まし顔の君はペチュニア
☆鮮やかにドレス纏いてペチュニアは
 八重も一重もただ見せたくて




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鶏尾蘭(ケイビラン)はユユリ科ケイビラン属(コモスペルムム属)の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)クサスギカズラ科とされる。
コモスペルムム属は1属1種で、本種のみからなる。
本州の紀伊半島、四国、九州に分布し、太平洋側の山地の岩場や崖に生える。
和名の由来は葉の曲がった様子を雄鶏の尾にたとえ、美しさを蘭にたとえたものである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は剣状の線形で、やや鎌状に曲がる。
開花時期は7月から8月である。
雌雄異株である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径4ミリくらいの白い小さな花をたくさんつける。
花冠は鐘形で、花被片は6枚である。
花被片の外側は淡い紫色を帯び、下向きに咲く。
雄花からは雄しべが突き出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Comospermum はギリシャ語の「come(毛)+spermum(種子)」からきている。種子に白くて長い毛が生えることから名づけられた。
種小名の yedoense は「江戸の」という意味である。
写真は7月に京都府立植物園で撮った。
変種の屋久島鶏尾蘭(ヤクシマケイビラン)の表示があったが、現在では基本種とシノニムと見なされている。
学名:Comospermum yedoense

★雪片の散るがごとくに鶏尾蘭
 花を開けば夏の訪れ



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