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八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属(カンパヌラ属)の多年草である。
カンパヌラ属は北半球を中心に500種以上が分布する。
また、多くの亜種があり、多くの園芸品種も作出されている。
園芸的にはカンパニュラという英語風の読み方で流通している。
日本にも蛍袋(ホタルブクロ)などが分布し、属名の和名はホタルブクロ属という。
本種は阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ分布し、山地に生える。
また、庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培されている。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
大陸と地続きのころの遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎先に釣鐘形で青紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「従順な人」である。
8月20日の誕生花である。
以下に示す学名は、Catalogue of Life や YList で記載されているものである。
環境省のレッドリスト(2012)では異名のほうを記載しているが、Catalogue of Life では亜種ないし変種の dahurica 自体が存在しないので、いずれ下記の学名のほうに移行するものと思われる。
なお、基本種(異名:Campanula glomerata subsp. glomerata)はヨーロッパから中国にかけて分布する。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
亜種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
変種名の dahurica は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula glomerata subsp. speciosa(異名:Campanula glomerata var. dahurica)
★絶滅の危機に晒され支援待つ
八代草の花は紫

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