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植物図鑑ブログ

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朝霧草(アサギリソウ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や高山の岩場に生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は15~30センチくらいである。
葉は手のひら状に細かく分かれて密につき、裂片は柔らかい。
名の通り銀白色の毛で覆われ、朝霧を思わせる葉が美しい。
開花時期は7~8月である。
花茎を立ち上げ、下向きに咲く黄色い花(頭花)をつける。
花序にも密に毛が生えている。
しかし、観賞するのは主に葉姿である。
性質は強健でロックガーデンに適する。
鑑賞時期は5~11月である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の schmidtiana はサハリンの植物の研究家「シュミット(F. Schumidt)さんの」という意味である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Artemisia schmidtiana


★涼しげな葉姿露に濡れながら
 朝霧草は岩場に這いて
☆輝ける露を抱きて朝霧草
 朝日を浴びて白く輝き




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アスターはキク科エゾギク属の一年草である。
1属1種である。
原産地は中国の北部である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
草丈は30~100センチくらいである。
茎には毛が生えている。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗く不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~10月である。
花(舌状花)の色は赤、ピンク、紫、白など多彩である。
また、一重、半八重、八重、平弁、管状弁、針状弁など品種も豊富である。
花径は小さなもので3~4センチ、大きなものは10~15センチくらいある。
筒状花の色は黄色で、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は緑色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名は蝦夷菊(エゾギク)という。
英名はチャイナ・アスター(China aster)である。
なお、アスター属の花はこれと区別するために宿根アスター(シュッコンアスター)と呼ばれる。
俳句の季語は夏である。
属名の Callistephus はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stephos(冠)」からきている。花冠が大きくて美しい冠状となることから名づけられた。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Callistephus chinensis


★カラフルに花を咲かせるアスターは
 涼しい風が大好きなのと




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牛蒡(ゴボウ)

牛蒡(ゴボウ)はキク科ゴボウ属の越年草である。
原産地は北部ヨーロッパ、シベリア、中国東北部などである。
日本へは古い時代に中国から薬用として渡来した。
平安時代の文献には既にその名が登場する。
根を野菜として食用にするのは日本と台湾、朝鮮半島だけだそうである。
北海道などでは野生化している。
春に種子を蒔いて、翌年の夏に花が咲く。
草丈は40~150センチくらいである。
品種によって異なるという。
葉は根際から生え、長い柄のある心臓形である。
葉の裏には柔らかい綿毛が密生している。
根は真っ直ぐに伸びるが、長さは品種により異なる。
開花時期は7~8月である。
花茎の先に薊(アザミ)に似た紫色の花(頭花)をつける。
花径は4センチくらいあり、筒状花で構成される。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
野菜としての牛蒡(ゴボウ)は1年中出回っているが、旬は晩秋から冬だそうである。
2年以上の株を干したものを生薬の牛蒡根(ごぼうこん)といい、食欲増進、発汗利尿などの薬効がある。
種子を干したものを生薬の悪実(あくじつ)といい、抗菌、血糖降下、血管拡張などの薬効がある。
属名の Arctium はギリシャ語の「arktos(熊)」からきている。
種小名の lappa はごぼうのラテン名である。
写真は8月に北海道の積丹町で撮った。
学名:Arctium lappa


★葉を見るも花を見るのも初めての
 牛蒡をじっと眺め続けて


牛蒡(ゴボウ)

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岩茵陳(イワインチン)

岩茵陳(イワインチン)はキク科キク属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の岩場や砂礫地に生える。
草丈は10~30センチくらいである。
葉は羽状に深く裂け、互い違いに生える(互生)。
裂片は細かな線形で、裏面には白い綿毛が密生する。
開花時期は8~9月である。
茎先に花径3~4ミリの黄色い頭花を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)に密生させる。
頭花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
河原艾(カワラヨモギ)の生薬名を茵陳蒿(いんちんこう)といい、そこから茵陳艾(インチンヨモギ)という別名がある。
和名の由来は、葉がこの河原艾(カワラヨモギ)に似ていて岩場に生えるというところからきている。
属名の Chrysanthemum は「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の rupestre は「岩上に生える」という意味である。
写真は6月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum rupestre


★めずらしい名にびっくりの岩茵陳
 咲かせる花はさっぱりとして


岩茵陳(イワインチン)


岩煙草(イワタバコ)

岩煙草(イワタバコ)はイワタバコ科イワタバコ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、低山や山地の日陰や湿った岩壁などに生える。
海外では、台湾にも分布する。
和名の由来は、根際から生える楕円形の葉が大きく、「煙草」の葉に似ているというところからきている。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形である。
葉のつけ根の部分は翼のある柄となる。
葉の表面には艶があり、皺がある。
開花時期は6~9月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径10~15ミリくらいの紫色の花を数輪つける。
花冠は短い筒状で、先が5つに裂ける。
裂片の先は反り返る。
中央に雌しべがあり、回りに黄褐色の雄しべが5本ある。
観賞用にも栽培され、白花や桃花などの品種がある。
花の後にできる実は披針形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
若葉を食用とする。
葉を乾燥させたものを生薬で苦苣苔(くきょたい)といい、胃腸薬としての効果がある。
俳句の季語は夏である。
属名の Conandron はギリシャ語の「conos(円錐形の)+andros(雄しべ)」からきている。雄しべが集まって円錐形になることから名づけられた。
種小名の ramondioides は「イワタバコ科のRamondia属に似た」という意味である。Ramondia属はヨーロッパの高山に生える植物である。
写真は8月に仙台市野草園で撮った。
学名:Conandron ramondioides


★花咲くをいつかいつかと待ち続け
 紫色の花に出合いて


岩煙草(イワタバコ)

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