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黒真珠(クロシンジュ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
ハイブリッドティ系(Hybrid Tea:HT)と呼ばれるものの1つで、四季咲きの中輪である。
1988年に京成バラ園芸の鈴木省三さんによって作出された。
樹高は140センチくらいである。
樹形は半横張り性である。
微香がある。
開花時期は5~11月である。
花径8センチくらいの剣弁高芯咲きで、花の色は濃い黒紅色である。
別名をブラック・パールともいう。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Rosa 'Kuroshinju'
★日本で生まれた薔薇は美しく
名前のままに咲き誇りおり
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柿(カキ)はカキノキ科カキノキ属の落葉高木である。
植物としての和名は柿の木(カキノキ)である。
奈良時代に中国から渡来したという説が有力である。
国内の栽培は、北海道と沖縄を除く全県で行われている。
東アジアに固有の果物で、中国、日本、韓国の三か国で9割以上を生産しているという。
樹高は5メートルから15メートルである。
葉には柄があり、互い違いに生える。
葉の形は楕円形や卵形などがある。
開花時期は5月から6月である。
雌雄同株である。
花の形には壺状、筒状、盆状などがある。
萼には毛が生えており、3つから7つに裂ける。
花の色は初めは黄白色だが、3日くらい経つと茶褐色に変色し、1週間くらい経つとそのまま落下する。
花の後に萼が成長する。
実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
秋に熟して橙色になる。
甘柿と渋柿があり、渋柿は干し柿などにする。
材は机、箱、額縁などの材料となる。
葉には殺菌作用があり、柿の葉寿司などに用いられる。
また、茶の代わりに飲むこともある。
俳句では、「柿の花」が夏の季語、「柿」が秋の季語である。
属名の Diospyros はギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」からきている。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけた。
種小名の kaki は日本語の「柿」のことである。
写真は5月に赤塚植物園で撮った。
下の写真は10月に三郷市で撮った。
学名: Diospyros kaki
★地味なりに風情醸して柿の花
短き命風に晒して
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細葉紺菊(ホソバコンギク)はキク科シオン属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、川岸などに生える。
分類上は、野紺菊(ノコンギク)の変種とされている。
草丈は30~100センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には疎らにぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に短い毛が生えている。
開花時期は8~11月くらいである。
枝分かれをした先に1つずつ、淡い紫色の花(頭花)をつける。
花径は20~25ミリくらいである。
舌状花は1列に並び、真ん中に黄色い筒状花がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の microcephalus は「小さい頭の」という意味である。
変種名の angustifolius は「細葉の」という意味である。
写真は10月に六甲高山植物園で撮った。
学名:Aster microcephalus var. angustifolius
★河原には河原に向いた花育つ
流れのままに細葉紺菊
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糸薄(イトススキ)はイネ科ススキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい山地や海岸近くなどに生える。
また、鑑賞用として庭に植える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
分類上は、薄(ススキ)の品種の1つとされている。
葉が糸のように細いことが和名の由来である。
草丈は60~120センチくらいである。
葉は根際や茎からたくさん出て、線形で細長い。
開花時期は9~10月である。
枝分かれした枝に、隙間なく小穂が密生する。
小穂の先から細長い刺が伸び、鉤のように曲がっている。
これを芒(のぎ)といい、ススキの仲間の特徴である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
俳句では「薄」が秋の季語である。
属名の Miscanthus はギリシャ語の「mischos(小花柄)+anthos(花)」からきている。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の gracillimus は「非常に細長い」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Miscanthus sinensis f. gracillimus
★銀の穂で何を隠すや糸薄
朧の影はうごめくように
☆糸薄穂を実らせてふわふわと
秋の風情もさらには増して
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群千鳥(ムレチドリ)はラン科ステノグロッティス属の多年草である。
ステノグロッティス属の原産地は南アフリカやタンザニアで、岩場や樹木の幹などに生える着生種である。
群千鳥(ムレチドリ)は園芸用として交配されたものである。
ステノグロッティス・フィンブリアタ(Stenoglottis fimbriata)とステノグロッティス・ロンギフォリア(Stenoglottis longifolia)とを交雑させて作出された。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、根際にロゼット状に生える。
開花時期は秋から冬である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいのピンクの花をたくさんつける。
和名の由来は、千鳥が群れをなして飛んでいる様子にたとえたものである。
日本では山野草として流通している。
属名の Stenoglottis はギリシャ語の「steno(幅の狭い)+glottis(舌)」からきている。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Stenoglottis cv.
★謎多き花だけれども蘭は蘭
咲く群千鳥神秘を秘めて
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