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ピラカンサ・ローズデールはバラ科トキワサンザシ属(ピラカンサ属)の常緑低木である。
常葉山査子(トキワサンザシ)の園芸品種である。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは昭和40年代に渡来した。
特徴は実の数がとても多いことである。
庭園樹や生垣などに利用されている。
樹高は2メートルくらいである。
葉は楕円形ないし細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、毛は生えていない。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をびっしりとつける。
花弁は5枚である。
結実時期は10~11月くらいである。
丸い赤い偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)をびっしりとつける。
属名の Pyracantha はギリシャ語で「pyro(炎)+acantha(刺)」からきている。果実の色や枝にある棘を表している。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Pyracantha coccinea 'Rosedale'
★びっしりと呆れるほどに実をつけて
ローズデールは不思議な姿
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サルビア・ファリナケアはシソ科アキギリ属の多年草である。
種小名の読み方は「ファリナセア」とするものもある。
原産地はアメリカのテキサス州とメキシコである。
英名はメアリーセージ(mealy sage)である。
「粉を帯びたセージ」ということである。
セージ(sage)はサルビアの英名である。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
ブルーサルビアという流通名がある。
草丈は60~80センチくらいである。
茎は白粉を帯びる。
葉は細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~11月である。
花序の長さは30~40センチで、青ないし青紫色をした筒状の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の farinacea は「粉質の」という意味である。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Salvia farinacea
★粉を吹く茎と花穂の色合いが
コントラストなすブルーサルビア
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風船唐綿(フウセントウワタ)はガガイモ科フウセントウワタ属の常緑低木である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地は南アフリカである。
樹高は1~2メートルである。
葉は線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~11月である。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな白い花を10個くらいつける。
花冠は白く、5つに裂ける。
萼は緑色で5つに裂ける。
真ん中の副花冠は淡い紫色で5片よりなる。
花の後にできる実は緑色の球状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で先が尖り、剛毛が生える。
晩秋に実が弾けると、白い綿毛のついた種子が出る。
属名の Gomphocarpus はギリシャ語の「gomphos(こん棒)+karpos(果実)」からきている。
種小名の fruticosus は「低木状の」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Gomphocarpus fruticosus
★実と花を一緒につけてさあどうぞ
よく見てくれと風船唐綿
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紅花サルビア(ベニバナサルビア)はシソ科サルビア属(アキギリ属)の多年草である。
園芸的には一年草として扱われる。
原産地はメキシコである。
アメリカ合衆国の南東部からブラジルにかけて分布する。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
学名のサルビア・コッキネアの名でも流通している。
英名はテキサスセージ(Texas sage)である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~10月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径3センチくらいで緋色の唇形をした花をつける。
花序の長さは15~25センチくらいある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
葉は香料やポプリとして利用される。
園芸品種には紅花とは言えないスノーニンフ(Snow nymph)やコーラルニンフ(Coral nymph)などの品種もある。
属名の Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきている。薬用になるものが多いことから名づけられた。
種小名の coccinea は「赤い」という意味である。
写真は10月に京都府立植物園で撮った。
学名:Salvia coccinea
★サルビアの仲間だけれど少しだけ
花の形も変わっているよ
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雌藪苧麻(メヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、先は3つに裂けることが多い。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に短い毛がたくさん生える。
開花時期は8~10月である。
雌雄同株である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白いブラシのような小さな花をびっしりとつける。
雄花序は茎の先につく。
雌花は茎の中間につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、藪苧麻(ヤブマオ)と似ているが全体に弱々しく見えるところからきている。
属名の Boehmeria は18世紀のドイツの植物学者「ボーマー(G. R. Boehmer)さん」の名からきている。
種小名の platanifolia は「スズカケノキ属(Platanus)のような葉の」という意味である。
写真は9月に目黒の国立科学博物館附属自然教育園で撮った。
学名:Boehmeria platanifolia
★びっしりと花つけ伸びる花の穂も
どこか寂しき雌藪苧麻か
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