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植物図鑑ブログ

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鬼岩煙草(オニイワタバコ)はイワタバコ科オニイワタバコ属の多年草である。
原産地はスペイン・フランス国境のピレネー山脈で、石灰岩質の岩場に生える。
学名からラモンダ・ミコニーの名も使われている。
草丈は10~15センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形で、ロゼット状となる。
葉の色は暗い緑色で毛がたくさん生えており、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月である。
花冠は青紫色で5つに深く裂ける。
黄色い雄しべがよく目立つ。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ramonda はフランス人の植物学者「ラモン(L. F. E. Ramond)さん」の名からきている。
種小名の myconi の由来はまだ読み解けていない。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Ramonda myconi


★鬼なんて怖い名前がつくけれど
 紫の花とても可愛い




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青桐(アオギリ)はアオギリ科アオギリ属の落葉高木である。
漢字では「悟桐」とも書き、これは漢名を充てたものである。
分類体系によってはアオイ科とされる。
日本では、奄美大島や沖縄に分布する。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島などに分布する。
また、江戸時代の初期に中国から渡来し庭木や街路樹とされたものが、伊豆半島、紀伊半島、四国、九州などの沿海地域に野生化している。
樹高は15~20メートルくらいである。
樹皮は緑色で、滑らかである。
葉は卵形で手のひら状に3つから5つに裂け、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉は縦横ともに15~25センチくらいある大形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~7月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄白色をした小さな花をたくさんつける。
雌雄同株で、1つの花序に雄花と雌花が混じってつく。
5枚の花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は細く、反り返る。
実の形は面白く、葉状の果皮の縁に種子がつく。
材は建具材、家具材、楽器材などとされる。
和名の由来は、葉が桐(キリ)に似て樹皮が緑色をしていることからきている。
俳句の季語は夏である。
属名の Firmiana はイタリアのロンバルディ州の長官だった「フィルミアン(J. von Firmian)さん」の名からきている。
種小名の simplex は「単生の」という意味である。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Firmiana simplex


★青桐の花は地味だが咲きおれば
 ふと目を留めるこれが出会いか




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沢瀉(オモダカ)はオモダカ科オモダカ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、水辺や湿地に生える。
海外では、アジアと東ヨーロッパの温帯から熱帯にかけて広く分布する。
漢字では「面高」とも書く。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは軽度懸念(LC)に指定されている。
地下に走出枝(ランナー)を伸ばし、その先に小さな球根をつける。
草丈は20~60センチくらいである。
葉の下半分が2つに分かれ、矢じりのような形をしている。
葉には長い柄がある。
開花時期は6~7月である。
雌雄同株である。
花径2センチくらいの白い3弁の単性花をつける。
茎の上部につくのが雄花で、下部につくのが雌花である。
それぞれ3枚の花びらの真ん中に黄色い雄しべ、黄緑色の雌しべがつく。
花の後にできる実は扁平なそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、広い翼がある。
塊茎は食用になる。
おせち料理に使う慈姑(クワイ)は沢瀉(オモダカ)の栽培変種である。
なお、戦国時代には沢瀉(オモダカ)は「勝ち草」と呼ばれ、多くの武将が沢瀉紋を家紋として用いた。
豊臣秀吉や毛利元就も沢瀉紋を使ったという。
俳句の季語は夏である。
属名の Sagittaria はラテン語の「sagitta(矢)」からきている。矢形をした葉の様子から名づけられた。
種小名の trifolia は「三葉の」という意味である。
写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Sagittaria trifolia


★沢瀉の葉も安らぐや寺の池
 武士(もののふ)どもの夢は幻




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エリンギウム・バリーフォリウムはセリ科ヒゴタイサイコ属の多年草である。
属名の読み方は「エリンジウム」とするものもある。
原産地は北アフリカである。
草丈は40~50センチである。
全体に棘がある。
葉は幅の広い卵形で、白っぽい葉脈が目立つ。
葉は浅く切れ込むものや深く切れ込むものがある。
開花時期は6~7月である。
茎先に、銀灰色の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をもった明るい青や灰青色の花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Eryngium はギリシャ語の「eyringion(同属の古名)」からきている。
種小名の variifolium は「種々の葉のある」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Eryngium variifolium


★セリ科でも薊のような花つけて
 エリンギウムの不思議な姿




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エリゲロン・アルピヌスはキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
原産地はヨーロッパアルプスである。
英名はアルパインエリゲロン(Alpine Erigeron)という。
草丈10~40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~9月くらいである。
花(舌状花)の色は淡い紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の alpinus は「高山に生える」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Erigeron alpinus


★品の良い淡い紫映えて咲く
 アルプスの花夏に涼しく




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