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植物図鑑ブログ

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エキナセアはキク科ムラサキバレンギク属(エキナケア属)の多年草である。
属名の読み方は「エキナセア」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
ネイティブアメリカンが健康維持のためのサプリメントとして用いていたという。
和名を紫馬簾菊(ムラサキバレンギク)というエキナケア・プルプレア(Echinacea purpurea)がよく知られているが、このほかにも合わせて6種類ほどの原種がある。
エキナケア・パラドクサ(Echinacea paradoxa)もその1つである。
20世紀に入って発見されたもので、エキナケア属には珍しい黄花である。
エキナケア属はルドベキア属とごく近縁である。
かつてはピンクや紫のものがエキナケア、黄色のものがルドベキアと考えられていたが、この新種の発見で両者の違いが微妙になっているという。
草丈は60~100センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で大きい。
開花時期は6~9月である。
真ん中にある筒状花は褐色で球形をしている。
舌状花は黄色く、花びらが下向きに反り返って咲く。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
根茎には免疫力を高める作用がある。
属名の Echinacea はギリシャ語の「echino(はりねずみ)」からきている。硬い筒状花をはりねずみにたとえて名づけたものである。
種小名の paradoxa は「奇異な」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Echinacea paradoxa


★ルドベキア思わすような花の色
 だけどおいらはエキナケアだよ




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大平薄雪草(オオヒラウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
北海道後志地方の大平山(おおびらやま)と夕張山系の崕(きりぎし)山だけに分布し、高山の石灰岩礫地に生える。
和名の由来は、自生地の大平山から来ている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は、岩手県の早池峰山に分布する早池峰薄雪草(ハヤチネウスユキソウ)の変種とされている。
基本種との違いは、茎につく葉の数が多いことである。
基本種とともに、アルプスに生えるエーデルワイスに近い種と言われる。
草丈は10~20センチくらいである。
全体に白い綿毛が生えている。
茎は束生(根際から束のように集まって生える)する。
根際から生える葉は線状の披針形である。
茎につく葉がやや多く、葉の先は丸みを帯びる。
開花時期は6~8月である。
白い星形の花のように見える部分は苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
苞に包まれるようにして黄色い花(頭花)をつける。
雌雄異株の傾向が強いという。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の hayachinense は「早池峰山の」という意味である。
変種名の miyabeanum は北海道の植物研究者「宮部金吾さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Leontopodium hayachinense var. miyabeanum(=Leontopodium miyabeanum)


★北の地の険しき山に咲くという
 花の姿は慈愛に満ちて




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ウォーターバコパはゴマノハグサ科ウキアゼナ属の常緑多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
抽水植物で、根は水面下にあり、茎や葉が水中から水面上に伸びる。
原産地は北アメリカである。
バージニア州からテキサス州にかけて分布し、池沼や湿地に生える。
この名称は和製英語のようである。
英名はレモンバコパ(lemon bacopa)やブルーウォーターヒソップ(blue water hyssop)である。
ヒソップは柳薄荷(ヤナギハッカ)の仲間のことである。
草丈は5~15センチくらいである。
這って横に広がる。
葉は卵形で、十字に向かい合って生える(対生)。
葉の質は肉厚である。
葉の色は緑色だが、環境によっては赤っぽくなる。
葉と茎には白い毛が生える。
開花時期は5~9月である。
茎先に青紫色の小さな花をつける。
花冠は4つに裂けて横に開く。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Bacopa はカリブ諸島での現地名からきている。
種小名の caroliniana は「カロライナの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Bacopa caroliniana


★肉厚の葉っぱが水の上に浮き
 花も可愛いウォーターバコパ




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麻幹花(オガラバナ)はカエデ科カエデ属の落葉小高木である。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地や亜高山の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアなどにも分布する。
「麻幹」は皮を剥ぎとった麻の茎を意味し、材が軟らかいところからこの名がつけられた。
別名を穂咲き楓(ホザキカエデ)という。
樹高は3~8メートルくらいである。
葉は円形に近い五角形で手のひら状に5つから7つに裂け、向かい合って生える(対生)。
葉のつけ根の部分は心形で、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の柄は赤味を帯びる。
開花時期は7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を直立させ、黄緑色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ2センチくらいの翼果(翼のある実)で、褐色を帯びる。
属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語からきている。
種小名の ukurunduense は「(シベリアの)ウクルンド産の」という意味である。
写真は7月に岩手県の八幡平で撮った。
学名:Acer ukurunduense


★つんと立つ花の穂とても個性的
 名は麻幹花これでも楓




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アポイ金梅(アポイキンバイ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
北海道日高山系のアポイ岳周辺に分布し、高山の少し湿った礫地や草地に生える。
分類上は、深山金梅(ミヤマキンバイ)の変種とされている。
蛇紋岩地に適応できるように変化したものである。
草丈は10センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は深く切れ込む。
葉は厚くて艶がある。
開花時期は5~8月である。
茎先に黄色い花をつける。
花びら(花弁)は5枚で、先が窪んでいる。
花径は15ミリくらいである。
「金梅」の名は、花の色が黄色で形が梅の花に似ているところからきている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。この属の1種の強い薬効に対してつけられた名である。
種小名の matsumurae は植物分類学者「松村任三さんの」という意味である。
変種名の apoiensis は「アポイ岳の」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Potentilla matsumurae var. apoiensis


★ここだけに咲いているから逢いに来て
 見つけてみてとアポイ金梅




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