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植物図鑑ブログ

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糸蘭(イトラン)はリュウゼツラン科キミガヨラン属(ユッカ属)の常緑小低木である。
原産地は北アメリカで、アメリカ合衆国の東部から中部にかけて分布している。
ユッカ(Yucca)と総称されるイトラン属は、ネイディブアメリカンなどにより食用とされてきた。
根や葉が高血圧や高脂血症の改善に役立つといわれる。
日本では君が代蘭(キミガヨラン)などとともに植栽されている。
樹高は1~2メートルである。
葉は剣状で硬く、若い葉の縁からは捩れた繊維が糸状に伸びている。
これが名の由来でもある。
開花時期は6~8月である。
淡いクリーム色の花を釣鐘状にたくさんつける。
属名の Yucca はハイチの現地語に由来する。
種小名の filamentosa は「糸状の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Yucca filamentosa


★八方に広げた葉っぱ従えて
 こんもり茂り糸蘭が咲く
☆葉の縁に糸をからめて咲く姿
 アダムの針と糸蘭を呼び




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亜麻(アマ)はアマ科アマ属の一年草である。
原産地は中央アジアないしコーカサス地方である。
古代エジプトでは、5000年前に既に栽培をしていた。
ミイラを巻いた布として知られている。
日本へは江戸時代の元禄年間に薬用として渡来した。
亜麻仁油を得ることが目的で、江戸の薬草園で栽培された。
繊維をとる目的では、明治時代に軍の需要もあって北海道で栽培が奨励された。
しかし、化学繊維の発達により、現在ではほとんど栽培されていない。
海外では、油料として栽培されることが多い。
草丈は60~130センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉柄はない。
開花時期は7~8月である。
白または青紫色の五弁花が咲く。
花弁の縁にはぎざぎざが入る。
一つの花の寿命は短い。
夜明けに咲き始め、昼ころには散ってしまう。
花の後にできる実は淡い褐色の分果(複数の子房からできた果実)で、10のブロックで構成される。
俳句では「亜麻の花」や「亜麻引く」が夏の季語である。
属名の Linum はラテン語の「linon(糸)」からきている。この属の1種から糸を採ったことから名づけられた。
種小名の usitatissimum は「非常に有用な」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Linum usitatissimum


★夏の野に爽やかな風吹き抜けて
 青紫に亜麻咲きいづる




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青柳草(アオヤギソウ)はユリ科シュロソウ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地の林の中や湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の北部にも分布する。
草丈は50~70センチくらいである。
根茎は短く、褐色のシュロ毛をかぶる。
茎の下部に細長い楕円形の葉を2~3枚つける。
開花時期は6~8月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1センチくらいの黄緑色をした花をつける。
分類上は棕櫚草(シュロソウ)の変種とされている。
基本種の花の色は暗い紫色である。
実は長さ10ミリから15ミリの楕円形のさく果で、3本の稜がある。
和名の由来は、花の色の青(緑)と葉の形(柳)からきている。
属名の Veratrum はラテン語の「verator(予言者)」からきている。この属の植物の根にくしゃみを起こさせる薬効があり、北ヨーロッパに「くしゃみをしてから言うことは真実」ということわざがあるため。
種小名の maackii はロシアの植物分類学者「マーック(R. Maack)さんの」という意味である。
変種名の parviflorum は「小さな花の」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Veratrum maackii var. parviflorum


★地味だけど味わいあるね青柳草
 小さな花弁よく見てみよう




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イランイランの木(イランイランノキ)はバンレイシ科カナンガ属(イランイランノキ属)の常緑高木である。
熱帯アジアからオーストラリア北東部にかけて広い範囲に分布する。
「イランイラン (ilang-ilang) 」はフィリピンのタガログ語で「花の中の花」を意味するという。
花弁から抽出される精油がイランイラン香水という高級香水の原料とされる。
樹高は10~40メートルくらいである。
枝は細く、先が垂れ下がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月くらいである。
栽培地では半年サイクルで花が咲くようである。
花は線形で細長く、ねじれて垂れ下がるように咲く。
花の色は、咲き始めは淡い緑色で、次第に黄色くなって強い香りを放つ。
花の後にできる実は集合果で、熟すと黒くなる。
属名の Cananga はインドネシアのアンボン島での現地名(Kenanga)から命名された。
種小名の odorata は「よい香りのする」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Cananga odorata


★熱帯の花はほんとに面白い
 これも奇妙なイランイランの木




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浜防風(ハマボウフウ)はセリ科ハマボウフウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリン、 ウスリー、オホーツク、北アメリカの太平洋岸などにも分布する。
栽培もされており、若葉は刺身のつま、若芽は酢の物などにされる。
また、根を乾燥させたものを生薬で浜防風(はまぼうふう)といい、風邪の発汗、発熱、頭痛、関節痛などに薬効がある。
草丈は5~40センチくらいである。
長い根を砂の中に伸ばし、葉を広げる。
茎の上部や花の柄、葉の柄には白い毛が密生する。
根元から生える葉には紅紫色の長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それを2回繰り返す。
葉質は厚くて少し光沢があり、小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせた花序を1個出し、花径5~6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ4ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、軟らかい毛が密生している。
属名の Glehnia はロシアの採集家「グレン(Glehn)さん」の名からきている。
種小名の littoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Glehnia littoralis


★海岸に生きる姿はかくなりと
 浜防風は砂地を這って




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