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姫柑子(ヒメコウジ)はツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属)の常緑低木である。
英名をチェッカーベリー(checkerberry) という。
属名のゴーテリアの名でも流通している。
原産地は北アメリカの北東部である。
樹高は10~20センチくらいである。
葉は卵形をしており、革質で艶がある。
暗緑色の葉は秋から冬にかけて紅葉する。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に赤味を帯びた白い馬酔木(アセビ)に似た釣鐘形の花を下向きにつける。
花の後につく実は液果状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、真っ赤に熟する。
実の鑑賞期は9月から翌年の2月くらいまでである。
葉や実にはサリチル酸メチルが含まれる。
カナダのエスキモーは葉を鎮痛薬として用いたという。
属名の Gaultheria はカナダの自然科学者「ゴーティエ(J. F. Gaulthier)さん」の名からきている。
種小名の procumbens は「這った」という意味である。
写真は10月に箱根湿性花園で撮った。
学名:Gaultheria procumbens
★うっそうと葉を茂らせて姫柑子
大きな赤い実顔を覗かせ
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姫山茶花(ヒメサザンカ)はツバキ科ツバキ属の常緑小高木である。
日本固有種である。
奄美大島から西表島にかけて分布し、山地の林の中に生える。
サザンカの名がつくが、サザンカのグループではなく、ヒメサザンカという別のグループに属する。
ツバキ属の中ではもっとも香りが強く、多くの園芸品種の交配親となっている。
樹高は3~8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は分厚く、艶はあまりない。
開花時期は自生地では12~3月である。
葉の脇に小さな白い花を咲かせる。
花径は3センチくらいで一重咲きである。
花の形は盃状で、花弁の先が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia lutchuensis
★ふくよかな香り伴い咲き出ずる
姫山茶花の花愛らしく
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蕃茘枝(バンレイシ)はバンレイシ科バンレイシ属の常緑小高木である。
原産地は西インド諸島である。
大航海時代に移植され、東南アジアなどに広まった。
茘枝(レイシ)というのはライチのことである。
「蕃」は「南蛮」と同様に異国のことである。
台湾などで用いられた呼び名のようである。
別名を釈迦頭(シャカトウ)という。
これは実の様子を仏像の頭にたとえたものである。
樹高は3~8メートルである。
太い幹にはならず、根元から枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から夏である。
花の色は白ないし黄緑色で、下向きにつく。
花被弁は6枚だが、大きな外側の3枚が目立つ。
結実期は夏から冬である。
実は林檎(リンゴ)くらいの大きさの集合果である。
果皮はでこぼこしていて、熟すと黄緑色になる。
果肉はカスタードクリームのようで甘く香りもよいが、種子がたくさんあって食べにくい。
英名はシュガーアップル(sugar apple)である。
属名の Annona はハイチの地名「Annon(アノン)」からきている。
種小名の squamosa は「鱗片の多い」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
下の写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Annona squamosa
★どことなく後ずさりする気分だが
こんな実もある名は蕃茘枝
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棘蕃茘枝(トゲバンレイシ)はバンレイシ科バンレイシ属の常緑小高木である。
原産地は西インド諸島である。
大航海時代に移植され、東南アジアなどに広まった。
樹高は5~6メートルである。
太い幹にはならず、根元から枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は春から秋である。
花は幹や枝などに直接生える幹生花である。
外花披片は黄緑色、内花披片は淡い黄色である。
実は卵形ないし円錐形で、棘がある。
1つの実が1~2キロはある。
棘の色は艶のある緑色からくすんだ緑色や黄緑色に変わる。
果肉は白く、海綿状の繊維の中に果汁が詰まっている。
生食されるほか、アイスクリームやシャーベットの原料にされたり、清涼飲料の原料とされる。
属名の Annona はハイチの地名「Annon(アノン)」からきている。
種小名の muricata は「硬い突起がたくさんある」という意味である。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Annona muricata
★フルーツと呼ぶには少しためらうが
美味いらしいよ棘蕃茘枝
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タヒチモンビン(Tahiti mombin)はウルシ科スポンディアス属の落葉高木である。
和名は卵の木(タマゴノキ)という。
オトギリソウ科フクギ属のキャニモモも同じ名前で呼ばれるので紛らわしい。
なお、タヒチモンビンとするのは同属に熱帯アメリカ原産のモンビン(Spondias mombin)という植物があり、それとの対比で呼ばれるもののようである。
本種の原産地はポリネシア、マレー半島である。
樹高は10~20メートルくらいであるる。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は披針形(笹の葉のような形)をしている。
開花時期は7~8月である。
葉の脇から大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をつける。
結実期は1~4月である。
実は偏球形で、黄色く熟する。
生食できるが、果肉には繊維が多く種子からはがれにくいので食べにくいという。
材は、ベニアや合板とされる。
英名はゴールデンアップル(Golden apple)である。
属名の Spondias は古いギリシャ語での同属の植物名からきている。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Spondias dulcis
★ゴーギャンの色とタッチを思いつつ
手で触れてみるタヒチモンビン
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