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デンドロキルム・クーテシーはラン科デンドロキルム属の多年草である。
デンドロキルム属は熱帯アジアを中心に150種ほどが分布する着生種である。
本種の原産地はフィリピンである。
標高1200~2000メートルの湿った森に生える着生種である。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は冬である。
垂れ下がった穂状の茎に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、クリーム色の花をたくさんつける。
花径は1センチくらいである。
花はよい香りがする。
属名の Dendrochilum はギリシャ語の「dendron(樹)+ cheilos(唇弁)」からきている。
種小名の cootesii はオーストラリアのラン愛好家「クーテス(Jim Cootes, 1950-)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Dendrochilum cootesii
★垂れ下がる花茎とても重そうだ
小さいけれどずっしり咲いて
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無人辺塚羊歯(ムニンヘツカシダ)はツルキジノオ科ヘツカシダ属の多年草である。
日本では小笠原諸島のみに分布するシダ植物である。
海外では、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア北部、ポリネシアなどに分布する。
葉は長さ60~100センチくらいの単羽状である。
宮崎県より南に分布する近縁種の辺塚羊歯(ヘツカシダ)に似るが、それよりも葉の切れ込みが深い。
また、上部の羽片がだんだん短くなっていく。
胞子嚢群は裏面の一面につく。
なお、「辺塚」の名は大隈半島にある地名からきており、「無人」は小笠原諸島を意味する江戸時代の呼称である。
属名の Bolbitis はギリシャ語の「bolbos(鱗茎植物)」からきている。
種小名の quoyana はフランスの博物学者「クオ(Jean Rene Constant Quoy, 1790-1869)さんの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Bolbitis quoyana
★一つ撮りまた一つ撮りぽつぽつと
羊歯の仲間も数を増やして
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無人紅羊歯(ムニンベニシダ)はオシダ科オシダ属の常緑多年草である。
小笠原諸島の固有種で、山地のやや乾いた林の中に生えるシダ植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
近縁種に八丈紅羊歯(ハチジョウベニシダ)がある。
草丈は50センチから80センチくらいである。
根茎は短くて斜上し、褐色ないし黒褐色の鱗片がつく。
葉は3回羽状複葉である。
葉の質は革質で、濃い緑色をしている。
胞子嚢(胞子をつく場所)群は葉の裏面の上部につく。
胞子嚢群がつく部分の葉が少し収縮するのが特徴である。
変種の父島紅羊歯(チチジマベニシダ)は縮まないので区別されている。
属名の Dryopteris はギリシャ語の「dry(樫)+pteris(羊歯)」からきている。樫の木に着生するということから名づけられた。
種小名の insularis は「島に生える」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Dryopteris insularis
★少しだけ違ったところがあるらしい
隔絶の地に無人紅羊歯
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赤規那の木(アカキナノキ)はアカネ科キナノキ属の常緑高木である。
中南アメリカのコスタリカ、ベネズエラ、ボリビア、ペルーに分布し山地に生える。
繁殖力が強く、太平洋諸島などで野生化している。
そのため、国際自然保護連合(IUCN)によって世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれている。
規那というのはキナノキの樹皮を乾燥させたもののことで、解熱薬、健胃薬、抗マラリア薬に用いられるキニーネの原料とされる。
ただし、アルカイドを含むので有毒でもある。
語源はペルーの現地語のキナ(kinkina:熱を防ぐ皮)からきている。
赤規那の名は樹皮が赤味を帯びることからつけられた。
樹高は10~20メートルくらいである。
樹皮は赤味を帯びる。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は冬である。
葉の脇から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白ないし淡い紅紫色をした筒状の花をたくさんつける。
花冠は先で5つに裂け、白い軟毛が密生している。
属名の Cinchona はスペインのペルー提督の妻「チンチョン伯爵夫人(Cinchon, 1600's)」の名からきている。
種小名の pubescens は「細い軟毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Cinchona pubescens(syn. Cinchona succirubra)
★キニーネの名前は聞いたことがある
南の島では必需品だと
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比翼檜葉(ヒヨクヒバ)はヒノキ科ヒノキ属の常緑高木である。
日本固有種の椹(サワラ)の園芸品種である。
椹(サワラ)は本州の岩手県から九州にかけて分布する針葉樹である。
本種の植栽地域もこれに重なり、庭園樹、公園樹とされる。
特徴は小枝が細長く糸状に垂れ下がることである。
「比翼」の由来も、並んで垂れ下がる枝の様子をたとえたものである。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
葉は鱗片状で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖る。
雌雄同株で、開花時期は4月である。
果期は9月から10月で、まれに結実する果実は球果である。
属名の Chamaecyparis はギリシャ語の「chamai(小さい)+kyparissos(イトスギ)」からきている。果実がイトスギより小さいので名づけられた。
種小名の pisifera は「エンドウ属(Pisum)のような」という意味である。果実の形状から名づけられた。
園芸品種名の Filifera は「糸のような」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Chamaecyparis pisifera 'Filifera'
★垂れ下がる枝の様子が面白い
でも面映い名が勝るかな
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