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アスパラガス・セタケウスはユリ科クサスギカズラ属の蔓性多年草である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は南アフリカである。
読み方はアスパラグス・セタケウスとするほうが原語には近い。
大緑箒(オオミドリボウキ)という和名があり、観葉植物とされる。
蔓の長さは3~5メートルくらいになる。
葉は退化した糸状の葉状枝(偽葉)である。
開花時期は春から秋である。
花径6~7ミリの緑白色をした釣鐘形の小さな花をつける。
花の後にできる実は直径7ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すと紫黒色になる。
属名の Asparagus はギリシャ語の「a(強勢語)+sparasso(引き裂く)」からきている。はなはだしく裂けるという意味で、葉の状態を表している。
種小名の setaceus は「剛毛のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った園芸品種のナヌス(Nanus)である。
ナヌスには「小さい」という意味があり、この園芸品種には忍箒(シノブボウキ)という和名もある。
学名:Asparagus setaceus
★茂る葉がもじゃもじゃとしたセタケウス
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アスパラガス・アフリカヌスはユリ科クサスギカズラ属の蔓性常緑低木である。
分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。
原産地は南アフリカ、ナミビアである。
英名はブッシュ・アスパラガス(Bush asparagus)という。
蔓の長さは最長12メートルに及ぶ。
葉は退化した糸状の葉状枝(偽葉)である。
自生地での開花時期は春である。
温室では不定期に咲くようである。
花径1センチに満たない緑白色をした釣鐘形の小さな花をつける。
黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋) が目立つ。
花の後にできる実は直径5ミリくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、熟すとオレンジ色になる。
種子は鳥によって散布される。
属名の Asparagus はギリシャ語の「a(強勢語)+sparasso(引き裂く)」からきている。はなはだしく裂けるという意味で、葉の状態を表している。
種小名と変種名の africanus は「アフリカの」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Asparagus africanus var. africanus
★仲間とはどこが違っているのかな
南ア育ちのアスパラガスは
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梅擬き(ウメモドキ)はモチノキ科モチノキ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州から九州にかけて分布し、山地の湿地に生える。
また、庭木とされたり、生け花の花材として利用される。
樹高は2~3メートルである。
枝は細く、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には小さな尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
雌雄異株である。
葉の脇に淡い紫色の小さな花をつける。
花弁数は4枚である。
雄花には4本の雄しべがある。
雌花には雌しべと一緒に小さな雄しべが4本ある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には真っ赤に熟する。
実の色が白いものもあり、白梅擬き(シロウメモドキ)という。
実の鑑賞時期は9~12月である。
和名の由来は梅に似ているということなのだが、どが似ているかには諸説があるという。
花言葉は「知恵」である。
俳句の季語は秋である。
属名の Ilex はラテン語の「ilex(セイヨウヒイラギ)」からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
花の写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Ilex serrata
★ふと見れば金平糖を見るような
小花可愛く梅擬咲く
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大文字草(ダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の湿った岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンなどにも分布する。
中でも和歌山県の那智地方に分布するものを那智大文字草(ナチダイモンジソウ)と呼ぶことがある。
山野草愛好者の間で流通している名称なので、学名上は大文字草(ダイモンジソウ)と変わりがない。
草丈は10センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は円形で、手のひら状に粗く切れ込む。
葉には長い柄があり、つけ根の部分は心形である。
開花時期は9月から11月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花を疎らにつける。
花弁は5枚で、そのうちの2枚がほかよりも長く「大」の字に似ている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(Robert Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. alpina
★那智の地の岩肌にぺたりへばりつき
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蔓葦(ツルヨシ)はイネ科ヨシ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河川の上流域から中流域にかけての砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ウスリー地方などにも分布する。
近縁種の葦(ヨシ)とよく似ているが、地上茎(ランナー)が地を這って伸びる点が異なる。
草丈は150~200センチくらいである。
葉は灰色を帯びた線形で、互い違いに生える(互生)。
葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)は紫色を帯びる。
開花時期は8~10月である。
長さ30センチくらいの円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出して紫褐色の小穂をつける。
属名の Phragmites はギリシャ語の「phragma(垣根)」からきている。垣根のように生えることから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Phragmites japonica
★逞しい力で地を這う蔓葦は
速い流れもものともせずに
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