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植物図鑑ブログ

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白花浜薊(シロバナハマアザミ)

浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の千葉県から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものもあり、白花浜薊(シロバナハマアザミ)という。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に白い頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
変種名の leucanthum は「白い花の」という意味である。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum var. leucanthum


★真っ白な花を開いた浜薊
 砂浜を這う棘見せながら


白花浜薊(シロバナハマアザミ)

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姫苺の木(ヒメイチゴノキ)

姫苺の木(ヒメイチゴノキ)はツツジ科イチゴノキ属の常緑低木である。
常緑高木の苺の木(イチゴノキ)を小形にした園芸品種である。
樹高は1~3メートルくらいである。
苺の木(イチゴノキ)の原産地は南ヨーロッパである。
葉は長めの楕円形である。
葉の柄は短く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10~12月である。
それ以後も5~6月まで不定期に開花する。
花は壷形をしていて白い。
鈴蘭(スズラン)のような感じの可愛い花である。
結実期は10~2月である。
果実は始めは黄緑色をしているが、黄色、オレンジ色を経て、熟した紅色になり、食べられる。
味はやや酸味がある。
属名の Arbutus はラテン語の「arbutus(樹)」からきている。
種小名の unedo は「一度」という意味である。
品種名の Compacta は「小形の」という意味である。
写真は11月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
実の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Arbutus unedo 'Compacta'


★ぶら下がる実はきらきらと黄金色
 真っ赤になる日指折り数え


姫苺の木(ヒメイチゴノキ)

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唐茶(トウチャ)

唐茶(トウチャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は中国の雲南地方である。
台湾やインドシナ半島などにも分布する。
分類上は、茶(チャ)の品種の1つとされている。
茶(チャ)よりも葉の長さが長いのが特徴である。
樹高は1~2メートルである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや薄い革質である。
開花時期は10~12月である。
花の色は白く、黄色い雄しべが目立つ。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
苦味があるので緑茶には適さない。
「苦茶」とも呼ばれる。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の sinensis は「中国の」という意味である。
品種名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は11月に練馬区の牧野記念庭園で撮った。
学名:Camellia sinensis f. macrophylla


★陽射し浴び大葉の脇にちょっこりと
 唐茶の花は満面の笑


唐茶(トウチャ)

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カメリア・メイオカルパ

カメリア・メイオカルパはツバキ科ツバキ属サザンカ群の常緑低木である。
原産地は中国である。
福建、江西、湖南、広西、貴州など南部の山間地帯に分布する。
中国名は「小黒油茶」ないし「小果油茶」である。
油茶(ユチャ)と似ているが、全体に小形である。
中国では種子から油を搾るために栽培されている。
日本へは1980年に広西自治区から渡来した。
樹高は1~2メートルである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色で、少し艶がある。
開花時期は10~12月である。
花径は4~5センチで、花の色は白い。
花びらの数は6~7枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の meiocarpa は「より少ない新しい実の」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Camellia meiocarpa


★また一つ椿の仲間のコレクション
 メイオカルパは花びら白く


カメリア・メイオカルパ

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毛深るいら草(ケブカルイラソウ)

毛深るいら草(ケブカルイラソウ)はキツネノマゴ科ルイラソウ属の多年草である。
原産地は熱帯アメリカである。
日本では沖縄で野生化し、道端や空き地などに生える。
学名からルエリア・スクアロサの名を使う場合もある。
草丈は20~30センチである。
茎にも葉にも毛が多く、触るとざらつく。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~12月である。
花径は3~4センチで、花の色は青紫色である。
花冠は筒状で、先が5つに深く裂ける。
裂片には皺が寄っている。
花は一日花で、夕方早くに閉じてしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ruellia はフランスの植物学者「リュエル(Ruelle)」の名からきている。
種小名の squarrosa は「開出した突起などで表面が平坦でない」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Ruellia squarrosa


★荒地でも手間もいらずに根を張って
 縄張り増やす強靭な花


毛深るいら草(ケブカルイラソウ)

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