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夏灯台(ナツトウダイ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地や丘陵地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布する。
草丈は30~40センチくらいである。
茎は直立し、毛は生えていない。
葉は三角状の卵形で、下部では互い違いに生え(互生)、上部では向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~5月である。
夏に咲くというわけでもないので、名の由来ははっきりしない。
上部で対生する葉の間から杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)を出す。
杯状花序は雌しべが1本ある雌花1個と雄しべが1本だけある雄花数個で構成される。
花弁も萼片もない。
雌しべの子房にくっついて4個の腺体がある。
これには蜜を分泌する働きがあり、本種は三日月形をしている。
なお、本種の子房の特徴は、突起がなく毛が生えていないことである。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草が有毒で、傷をつけると白い乳液が出る。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名にちなむ。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の sieboldiana はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんに関連した」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Euphorbia sieboldiana
★その仕組みわかったようで摩訶不思議
夏灯台の花はいずこに

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