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八重山蛭木(ヤエヤマヒルギ)はヒルギ科ヤエヤマヒルギ属の常緑高木である。
別名を大葉蛭木(オオバヒルギ)や白花蛭木(シロバナヒルギ)という。
沖縄県に分布し、マングローブに生える。
海外では、台湾、中国の南部、東南アジア、南太平洋、オーストラリア、東アフリカなどにも分布する。
樹高は10メートルくらいである。
ただし、熱帯では30~40メートルになるものもある。
太い枝から出た呼吸根が枝分かれしながら泥に入り込む。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で分厚く艶がある。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の裏面には小さい黒点がたくさんある。
開花時期は8~9月である。
葉の脇から集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、黄白色の花をつける。
花弁数は4枚である。
花の後にできる実は卵形である。
やがてその実の先から細長い褐色の胎生種子の根が伸びる。
成熟した胎生種子は、海流散布で広がる。
属名の Rhizophora はギリシャ語の「rhiza(根)+phoreo(有する)」からきている。呼吸根を海中にたくさん下ろすことから名づけられた。
種小名の mucronata は「微凸頭の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Rhizophora mucronata(=Rhizophora stylosa)
★未だ見ぬマングローブをいつの日か
訪れたいと夢を広げて
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台湾浜万年青(タイワンハマオモト)はヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草である。
沖縄に分布し、海岸の砂地などに生える。
海外では、台湾、中国の南部にも分布する。
浜万年青(ハマオモト)の近縁種でより大形である。
草丈は1~2メートルである。
根際から生える葉は広い線形で、厚みと艶がある。
開花時期は6~11月である。
温室では周年開花をする。
太い花茎の先に香りのよい白い花を開く。
6枚の花被片は細長く、そり返っている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
全草にアルカイドを含み有毒である。
属名の Crinum はギリシャ語の「crinon(ユリ)」からきている。花の姿がユリによく似ていることから名づけられた。
種小名の asiaticum は「アジアの」という意味である。
変種名の sinicum は「中国の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Crinum asiaticum var. sinicum
★悠然と咲く浜万年青は大形で
南の土地に似合いの姿
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沖縄裏星(オキナワウラボシ)はウラボシ科オキナワウラボシ属の常緑多年草である。
分類の仕方によってはヌカボシクリハラン属(Microsorum)とされる。
沖縄と小笠原諸島に分布し、林の中や乾いた岩の上に生える。
海外では、台湾、中国、東南アジア、南太平洋などに広く分布する。
なお、「裏星」の名は葉の裏側にある大きな胞子嚢を星にたとえたものである。
草丈は40~90センチくらいである。
根茎は横に這う。
葉は革質で分厚く、羽状に大きく裂ける。
稀に裂けない葉もある。
胞子嚢群は裂片の縁と主脈の間におよそ2列に並び、円形である。
属名の Phymatosorus はギリシャ語の「Phymato(膨らんだ)+ sorus(胞子嚢群)」からきている。
種小名の scolopendria は「ムカデの」という意味である。胞子嚢群の並ぶ様子をムカデの足に見立てた。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Phymatosorus scolopendria
★裏星に見せる個性はなかなかの
羊歯の仲間に敬意を払い
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カランテ・ベスティタはラン科エビネ属(カランテ属)の多年草である。
属名の読み方は「カランセ」とするものもある。
東南アジアなどに200種くらいが分布し、地生種が中心だが着生種もある。
日本にも海老根(エビネ)などが分布し、和名を「エビネ属」という。
本種の原産地はミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアである。
標高600~1000メートルくらいの森の中に生える地生種である。
種小名の読み方は「ウェスティータ」などとするものもある。
草丈は25~50センチくらいである。
葉は長い楕円形である。
ただし、本種には落葉性があり、開花時期の冬から春には葉は落ちている。
開花時期にはバルブから長い花茎を伸ばし、花径3~6センチくらいの白い花を数輪つける。
花の真ん中は黄色い。
花に香りはない。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の vestita は「苞で包まれた」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Calanthe vestita
★海老根とは花の形は違うけど
同じ仲間が熱帯に咲く
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ルッティア・フルティコサはキツネノマゴ科ルッティア属の常緑低木である。
原産地は東アフリカである。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は11~2月くらいである。
花径3センチくらいの赤橙色をしたラッパ状の花をつける。
花弁は反り返り、黒い模様が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Ruttya はイギリス人の医師で自然科学者だった「ルティ(John Rutty, 1697-1775)さん」の名からきている。
種小名の fruticosa は「低木状の」という意味である。
写真は3月に新宿御苑で撮った。
学名:Ruttya fruticosa
★その姿うさぎの耳にたとえるが
なかなか撮れぬきれいな花は
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