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赤蝦夷松(アカエゾマツ)はマツ科トウヒ属の常緑高木である。
北方領土を含む北海道と岩手県の早池峰山に分布する。
海外では、サハリンにも分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(1994, Ver. 2.3)では軽度懸念(LC)に指定されている。
蝦夷松(エゾマツ)とともに北海道の木に指定されている。
英名はサハリン・スプルース(Sakhalin spruce)である。
スプルースはトウヒ属の総称である。
樹高は40メートルに達する。
樹皮は赤褐色である。
葉は線形で、太くて短い。
葉の断面は菱形である。
球果は長い円筒形で、秋に暗い紫褐色に熟する。
材は建築材や器具材などに広く活用される。
属名の Picea はラテン語の「pix(ピッチ)」からきたある種のマツの仲間のラテン名からきている。
種小名の glehnii はロシア人の植物学者「グレーン(Peter von Glehn, 1835-1876)さんの」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Picea glehnii
★どっしりと存在感を示す樹に
圧倒されつ姿捉えて
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紅源平葛(ベニゲンペイカズラ)はクマツヅラ科クサギ属(クレロデンドルム属)の蔓性常緑低木である。
アフリカ原産の源平臭木(ゲンペイクサギ)の園芸品種で、紅花臭木(ベニバナクサギ)との種間交雑種である。
学名のクレロデンドルム・スペキオスムで表示するものもある。
樹高は30~150センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~9月である。
温室では通年開花をする。
白い萼の先に赤い花をつける源平臭木(ゲンペイクサギ)と似ているが、本種の場合は蕾のうちは白く、花が開くと萼が淡い紅色、花は濃い紅色になる。
結実はしない。
英名はJava glory beanである。
沖縄では通年見られる。
属名の Clerodendrum はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の speciosum は「華やかな」という意味である。
写真は1月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Clerodendrum x speciosum
★源平を平氏の色に染め上げて
さてもややこし園芸品種
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北五葉(キタゴヨウ)はマツ科マツ属の常緑高木である。
北海道から本州の中部地方にかけて日本海側に分布する。
五葉松(ゴヨウマツ)の北方系変種である。
基本種と概観上の違いはなく、種子の形が異なる。
樹高は30メートルに達するが、高山では地を這うように伸びる。
樹皮は暗い灰色で、成長すると鱗片状に剥がれる。
葉は針形で、5枚が束生する。
開花時期は5~7月である。
黄緑色の地味な花をつける。
実は長い卵形の球果(マツカサ)で、長さが5~10センチくらいあり大きい。
また、種子の翼も大きい。
属名の Pinus はケルト語の「pin(山)」からきたラテン古名である。
種小名の parviflora は「小さな花の」という意味である。
変種名の pentaphylla は「5葉の」という意味である。
写真は8月に福島県の安達太良山で撮った。
学名:Pinus parviflora var. pentaphylla
★松毬がとても大きい北五葉
山の上では地を這うように
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都笹(ミヤコザサ)はイネ科ササ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の南部から九州にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
和名の由来は京都の比叡山で発見されたことからきている。
冬には葉の縁が白く枯れるなど隈笹(クマザサ)と似ている。
違いは草丈が低いことである。
草丈は50~80センチくらいである。
また、本種は葉の先が徐々に尖る。
茎は円筒形で中空である。
よく似た東笹(アズマザサ)は上部で枝分かれをするが、本種は枝分かれをしない。
葉は披針形で薄く、茎先に数枚が手のひら状につく。
夏に稀に開花をする。
属名の Sasa は日本名の「ササ(笹)」からきている。
種小名の nipponica は「日本の」という意味である。
写真は1月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Sasa nipponica
★風流を葉に表すか都笹
ちらつく雪の景色似合いて
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ディレニア・フィリピネンシスはビワモドキ科ビワモドキ属の常緑高木である。
原産地はフィリピンである。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
英名・和名はカトモン(Katomon)という。
樹高は8~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は乾期(12~5月)である。
花径15~20センチくらいある白い大きな花をつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
たくさんある赤い雄しべは、つけ根の部分で合着する。
球形の果実は直径7センチくらいあるが、食用にはならない。
属名の Dillenia はドイツの植物学者「ディレニウス(J. J. Dillenius, 1684-1747)さん」の名からきている。
種小名の philippinensis は「フィリピンの」という意味である。
写真は9月に咲くやこの花館で撮った。
学名:Dillenia philippinensis
★大きくて迫力のある花が咲く
これがカトモン南の樹木
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