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食用カンナ(ショクヨウカンナ)はカンナ科カンナ属の常緑多年草である。
原産地は南アメリカである。
デンプン質の根茎を食用にする。
日本では沖縄で植栽されている。
沖縄方言では「ビジンスー」という。
草丈は2~3メートルである。
茎は紫色を帯びる。
葉は長い楕円形で先端が尖る。
開花時期は夏だが、暖地では周年性がある。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、朱赤色の花をつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Canna は、ケルト語の「can(芦)」が転じてこの属の名に使われた。
種小名の edulis は「食用の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Canna edulis
★赤々と燃え立つ姿美しく
どんな味かな食用カンナ
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ソーセージの木はノウゼンカズラ科ソーセージノキ属の落葉高木である。
原産地は西アフリカである。
英名をソーセージツリー(sausage tree)といい、和名はその直訳である。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉で、長さは30センチくらいある。
鳥の羽のように左右に小葉が何対か並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される。
花は筒形で、外側が緑を帯びた白、内側は濃い紅色である。
夜咲いて朝には落下するので、なかなか見られないという。
花には悪臭がある。
夜咲くのは、蝙蝠(コウモリ)や蛾(ガ)に花粉を運んでもらうためである。
花の後にできる実がソーセージを思わせる。
実は長さが30~60センチくらいある。
中には種子が詰まっていて、数か月ぶら下がっている。
毒性があるために食用にはならない。
梅毒やリウマチの治療薬になるなど、薬用として利用されている。
属名の Kigelia はモザンビークの現地語からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯ドリームセンターで撮った。
学名:Kigelia pinnata
★熱帯が育む樹にはミラクルが
秘められているソーセージの木
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シンビジウム・トレイシアヌムはラン科シュンラン属(シンビジウム属)の常緑多年草である。
種小名の読み方は「トラキアヌム」や「トラシアヌム」とするものもある。
中国南部、タイ、ミャンマーなどに分布し、標高1200~1500メートルの地域に生える半着生種である。
多くの園芸品種の交配親となっている。
草丈は50センチくらいである。
葉は線形である。
開花時期は冬である。
花径は12センチくらいある大輪で、強い芳香がある。
花の色はオレンジ色で、赤い縦筋が入る。
唇弁は黄白色で、赤い斑点が入る。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の tracyanum はイギリス人のラン収集家「トレーシー(H. A. Tracy)さんの」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium tracyanum
★並ならぬ花の姿に息を呑む
トレイシアヌムは気品に満ちて
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浜姫榊(ハマヒサカキ)はツバキ科ヒサカキ属の常緑低木である。
本州の中部地方から沖縄にかけて分布し、海岸に生える。
公園や庭の低い植え込みなどにも使われている。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
樹高は150~500センチくらいである。
長い楕円形の葉は厚くて先は丸く、互い違いに生える(互生)。
開花時期は10~2月である。
葉の脇に白い小さな5弁花をつける。
花の後には球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)をつける。
実は緑から黒に変わる。
属名の Eurya はギリシャ語の「eurys(広い)」からきている。
種小名の emarginata は「先に浅い割れ目のある」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Eurya emarginata
★小さくて白い花びらちょいとつけ
浜姫榊は寒さに負けず
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浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の千葉県から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものもあり、白花浜薊(シロバナハマアザミ)という。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に白い頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の maritimum は「海浜に生える」という意味である。
変種名の leucanthum は「白い花の」という意味である。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum var. leucanthum
★真っ白な花を開いた浜薊
砂浜を這う棘見せながら
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