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植物図鑑ブログ

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ヘラナレンはキク科アゼトウナ属の常緑小低木である。
小笠原諸島の固有種である。
母島に分布し、日当たりや風通しのよい乾燥地に生える。
キク科だが木本になるのが特徴である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は100~150センチくらいである。
よく枝分かれをし、横に枝をはる。
全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い楕円形で、枝先に輪生状に互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は10~12月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Crepidiastrum はギリシャ語の「Crepis(フタマタタンポポ属)+astrum(似た)」からきている。
種小名の linguifolium は「舌状をした葉の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Crepidiastrum linguifolium

★方言と思うが由来何なのか
 南の島に思いを馳せて




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犬黒慈姑(イヌクログワイ)カヤツリグサ科ハリイ属の多年草である。
別名を白慈姑(シログワイ)という。
本州の関東地方南部、近畿地方南部、九州、沖縄に分布し、湿地に生える。
海外では、台湾、中国南部、インドネシア、マレーシア、インド、オーストラリアなどにも分布する。
中華料理で「黒慈姑」と呼ばれるものは本種の栽培品で、植物学上の名称は支那黒慈姑(シナクログワイ:Eleocharis dulcis var. tuberosa)という。
草丈は100~150センチくらいである。
茎の断面は円形で、中空である。
中には隔壁(しきりの壁)がある。
葉は葉鞘だけで茎のつけ根につき、葉身はない。
開花時期は7~10月である。
茎先に淡い緑色をした円柱形の小穂をつける。
小穂はたくさんの花からなり、外側は螺旋状の鱗片に包まれる。
中には雌しべ、雄しべと糸状の附属物が並ぶ。
花の後にできる実は小堅果である。
地下茎の先につく塊茎が食用になる。
属名の Eleocharis はギリシャ語の「eleos(沼)+charis(飾る)」からきている。この属の植物の多くが沼地性であることから名づけられた。
種小名の dulcis は「甘味のある」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Eleocharis dulcis

★さてどんな味がするのか白慈姑
 変哲のない姿だけれど




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蒲葵(ビロウ)はヤシ科ビロウ属の常緑高木である。
四国から沖縄にかけて分布し、海岸に近い林の中に生える。
海外では、台湾、中国の南部にも分布する。
漢字では「檳榔」とも書くが、この表記はビンロウ属の檳榔(ビンロウ:Areca catechu)と混乱する。
樹高は10~15メートルくらいである。
幹は直立する。
葉は円形で、手のひら状に深く裂けて垂れ下がる。
葉の長さは1~2メートルくらいあり、幹の先に集まって生える。
開花時期は春から夏である。
雌雄異株である。
葉の脇から枝分かれをした大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄白色の小花をたくさんつける。
花は独特の臭気を放って昆虫を誘う。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋に黒緑色に熟する。
沖縄では、庭木や街路樹とするほか、葉は扇や笠に利用し、若芽は食用にする。
属名の Livistona はスコットランドのリビングストン(Livingstone)の男爵だった「マレー(Patrik Murray, 1643-1671)さん」に因んで名づけられた。収集した植物がエジンバラ植物園の基盤になった。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
変種名の subglobosa は「やや球形の」という意味である。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Livistona chinensis var. subglobosa

★美しい姿かたちの蒲葵椰子
 暮らしに活かす知恵に守られ




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檳榔(ビンロウ)はヤシ科ビンロウ属の常緑高木である。
原産地はマレーシア、インド、南太平洋諸島、東アフリカなどである。
中国や東南アジアで広く栽培されている。
日本では、沖縄や小笠原諸島で栽培されている。
和名は中国名の「檳榔」からきており、賓客を意味する。
別名を檳榔樹(ビンロウジュ)という。
英名はペナン(Pinang)である。
これは、ペナン島の名の由来となっている。
樹高は15~20メートルくらいである。
幹は直立し、葉の落ちた跡の環状紋が残る。
幹だけ見ると竹のように見える。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
幹の先に集まってつく葉は、アーチ型に湾曲している。
春に50センチくらいの花穂を出し、香りのよい黄色い花をつける。
花の後にできる実は長さ3センチくらいの楕円形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
若芽や若い花柄は食用にされる。
種子は生薬で檳椰子(びんろうじ)といい、消化、健胃、抗ウイルスなどの作用がある。
また、石灰とコショウ科のキンマの葉に包んでタバコのように噛む習慣がある。
ただし、アレコリンというアルカイドが含まれており、注意が必要である。
ニコチンと同様の依存性があり、発癌物質との指摘を受けている。
属名の Areca はインドのケララ州での現地名「areec」からきているとの説がある。
種小名の catechu はマレー名の「caccu」からきているとの説がある。
写真は11月に沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Areca catechu

★南方で宝とされる檳榔樹
 如何なる味と興味は湧けど




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鳳凰木(ホウオウボク)はジャケツイバラ科ホウオウボク属の落葉高木である。
分類の仕方によってはジャケツイバラ科とする場合もある。
原産地はマダガスカルである。
熱帯地方では街路樹として普通に植えられている。
日本では沖縄で見られる。
和名の由来は、花の姿を伝説の鳥「鳳凰」に見立てたものである。
英名はロイヤルピーコック(Royal Peacock)である。
樹高は10~15メートルである。
樹冠が傘状に広がる。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
それを2回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉は細かくシダの葉のようである。
開花時期は5~7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、蝶形の花をつける。
花径10センチくらいある鮮やかな朱色の花で、雄しべと雌しべが飛び出す。
花びらは5枚あり、黄色の縞が入る。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
長さが40~50センチある青い大きな剣状の莢ができ、やがて黒く変色する。
種子はネックレスなどの素材とされる。
属名の Delonix はギリシャ語の「delos(明白な)+onyx(鉤爪)」からきている。花弁の形から名づけられた。
種小名の regia は「王の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Delonix regia

★堂々と天をめざして枝広げ
 緑の翼風になびかせ




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