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★うな垂れて姿優しく咲きいずる
立山薊(タテヤマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方に分布し、亜高山や高山の林の縁や草地に生える。
分類上は、大日薊(ダイニチアザミ)の変種とされている。
基本種よりも花は小さい。
草丈は60センチから150センチくらいである。
根際から生える葉は花の咲く季節には残らない。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に深く裂けるものもあるが、全体に切れ込みは浅い。
また、棘もあまり目立たない。
開花時期は8月である。
花径3センチから4センチの紅紫色をした花(頭花)を1輪から5輪くらい、横向きないし下向きにつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は斜上するかやや反り返り、粘らない。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Cirsium babanum var. otayae
立山薊は高山の花
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