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リスボンレモンはミカン科ミカン属の常緑低木である。
原産地はポルトガルである。
江戸時代の後期にオーストラリアへ、明治時代の初期にカリフォルニアへ輸入されて栽培されるようになった。
カリフォルニアでは、イタリア原産のユーレカ種(Eureka)とともに主力の栽培品種となっている。
ユーレカ種が沿岸部に多いのに対し、耐寒性が強いリスボン種は内陸部で栽培されている。
日本へは明治時代の後期に渡来し、瀬戸内海地方を中心に生産されている。
樹高は3~4メートルである。
枝には棘がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
花は葉の脇につき、白い5弁花で淡い紅紫色を帯びる。
収穫期は11~12月である。
実の形は長球形から卵形で、頂部には乳頭状の突起がある。
果肉は緑を帯びた淡い黄色で、酸味が強い。
属名の Citrus はレモンに対する古い呼び名である。
種小名の limon はイタリア名で「limosus(湿地帯に生える)」からきている。
写真は3月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Citrus limon 'Lisbon'
★また一つ名前を知ったリスボン種
この木の花もいつか見たいと

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