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鬼蔓梅擬き(オニツルウメモドキ)はニシキギ科ツルウメモドキ属の蔓性落葉低木である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁などに生える。
海外では朝鮮半島、サハリンにも分布している。
蔓梅擬き(ツルウメモドキ)の変種で、別名を岩蔓梅擬き(イワツルウメモドキ)という。
蔓の丈は3~5メートルくらいになる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉脈上には不規則な畝状の隆起がある。
開花時期は6月くらいである。
雌雄異株である。
葉の脇から集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、淡い黄緑色をした小さな花をつける。
花径は8ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
10~12月くらいに黄色に熟する。
実は3つに裂けて、中から赤橙色をした仮種皮に包まれた種子が出る。
属名の Celastrus はギリシャ語の「Celastros(セイヨウキヅタ)」からきている。
種小名の orbiculatus は「円形の」という意味である。
変種名の strigillosus は「先がやや尖り密着した剛毛で覆われた」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Celastrus orbiculatus var. strigillosus
★まだ青い実とは言えどもうれしいな
君に出会うが幸運だから
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