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黒実の鶯神楽(クロミノウグイスカグラ)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、北海道では高山や低地の湿原、本州では高山に生える。
また、北海道では栽培もされている。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、東シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、鶯神楽(ウグイスカグラ)に似ていて黒い実をつけることからきている。
別名をハスカップという。
これはアイヌの言葉のハシカプからきており、「枝の上にたくさんあるもの」という意味がある。
実はブルーベリーに似て酸味の中に甘みがあり、ジャムやワインに加工されている。
また、成分としてアントシアニンを含み、眼性疲労に効果がある。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
葉の脇にクリーム色をした長さ10~15ミリくらいの漏斗状の花をつける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
実が熟するのは6~7月である。
実の形は円形のほか変異があり、色は紫を帯びた黒や青みを帯びた黒などがある。
花言葉は「愛の契り」である。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァーさん(A. Lonitzer)」にちなむ。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
亜種名の edulis は「食用の」という意味である。
変種名の emphyllocalyx は「葉状になった萼の」という意味である。
実の写真は7月に北大植物園で撮った。
花の写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Lonicera caerulea subsp. edulis var. emphyllocalyx
★目立たない小さな花はハスカップ
実りの季節ひた待つように

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