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小笠原蒲葵(オガサワラビロウ)はヤシ科ビロウ属の常緑高木である。
小笠原諸島の固有種である。
四国から沖縄にかけて分布する蒲葵(ビロウ)の近縁種である。
かつては環境省のRDBで準絶滅危惧(NT)に登録されていたが、2007年のレッドリストでは外れている。
樹高は5~10メートルくらいである。
幹は直立し、葉柄が落ちた痕の環状模様が入る。
葉は円形で、手のひら状に深く裂けて垂れ下がる。
葉の長さは1~2メートルくらいあり、幹の先に集まって生える。
開花時期は5月くらいである。
雌雄異株である。
葉の脇から枝分かれをした大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は幅の広い卵形をした核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、1月くらいに黒緑色に熟する。
属名の Livistona はスコットランドのリビングストン(Livingstone)の男爵だった「マレー(Patrik Murray, 1643-1671)さん」に因んで名づけられた。収集した植物がエジンバラ植物園の基盤になった。
種小名の boninensis は「無人島の(小笠原の)」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Livistona boninensis(syn. Livistona chinensis var. boninensis)
★鉢植えのこの樹のいつか育つ日を
楽しみに待つ小笠原蒲葵

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