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植物図鑑ブログ

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延胡索(エンゴサク)はケシ科キケマン属の多年草である。
キケマン属は北半球の温帯を中心に400種くらいが分布する。
この仲間はクロンキスト体系ではケマンソウ科とされるが、APGIIIではケシ科に統合されている。
本種の原産地は中国である。
浙江省、江蘇省、湖北省、湖南省などで薬用植物として栽培される。
日本へは江戸時代の享保年間(1717-1735)に渡来し、薬用植物園などで植栽されている。
草丈は10~20センチくらいである。
地下茎は肥大して塊茎となる。
茎は細くて折れやすい。
葉は2回3出複葉である。
小葉の形は細長い楕円形だが、切れ込みが入っていたり細長かったりと変形が多い。
開花時期は3月くらいである。
茎の上部に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色の花を数輪つける。
花の長さは2センチくらいで筒状をしており、先が唇形に開く。
花の後ろには「距」と呼ばれる出っ張りがある。
蜜をためる部分である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花の名は生薬名からきている。
塊茎を乾燥したものを生薬の延胡索(えんごさく)といい、アルカロイドのコリダリンを含み鎮痛薬とされる。
ただし、有毒成分なので注意が必要である。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の yanhusuo は延胡索を意味する中国語からきている。
写真は3月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Corydalis yanhusuo(syn. Corydalis turtschaninovii f. yanhusuo)

★少しだけ花茎伸ばし温もりを
 確かめ咲くか延胡索の花




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