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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
鹿児島(カゴシマ)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
江戸時代からある古い品種である。
1739年に駒込の植木屋伊藤樹久(伊兵衛)が奥書を記した「本草花蒔絵」に椿100種の1つとして記載されている。
やはり古い品種の松笠(マツカサ)に白い斑が入ったものである。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
春咲きで、開花時期は2月から4月である。
花径6センチくらいの濃い紅色地に白い斑が入る松笠状千重咲きの小輪ないし中輪をつける。
雄しべは割りしべである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Kagoshima'
★江戸の世と結びつくのか鹿児島は
由来如何にと紐解きながら

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