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- 2025.10.10 [PR]
- 2016.04.07 紫薺(ムラサキナズナ)
- 2016.04.06 白孔雀(シロクジャク)
- 2016.04.04 月桂樹(ゲッケイジュ)
- 2016.04.03 花仙山(カセンザン)
- 2016.04.02 胡蝶佗助(コチョウワビスケ)
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紫薺(ムラサキナズナ)はアブラナ科ムラサキナズナ属(アウブリエタ属)の多年草である。
アウブリエタ属は全部で12種くらいある。
また、多くの園芸品種が作出されている。
属名の読み方は、園芸的には英語風にオーブリエタとする例が多い。
本種に紫薺(ムラサキナズナ)の和名があり、属名の和名はムラサキナズナ属という。
別名をオーブリエチア(aubrietia)といい、これは英名からきている。
本種の原産地はイタリア、ギリシャからイランにかけた地域である。
園芸的には一年草として扱われる。
草丈は10センチから20センチくらいである。
よく枝分かれをしてマット状に広がる。
葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には白い毛が生える。
開花時期は3月から5月である。
茎の上部の葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチから2センチの紫色の花をつける。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片も4枚である。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
花言葉は「君に捧げる」である。
属名の Aubrieta はフランスの植物画家「オーブリエ(Claude Aubriet, 1665-1742)さん」の名からきている。
種小名の deltoidea は「三角形の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Aubrieta deltoidea
★薺でも紫色の花がある
故郷問えばギリシャのあたり

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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
白孔雀(シロクジャク)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
孔雀椿(クジャクツバキ)と都鳥(ミヤコドリ)との交配から生まれた。
樹高は2メートルから4メートルである。
枝垂れ性がある。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は2月から4月である。
花8センチくらいの白い八重蓮華咲きの中輪である。
花弁は細長く、多花性がある。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Shiro-kujaku'
★美しさ際立つ花の純白に
ため息もれるよくぞ磨きし

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月桂樹(ゲッケイジュ)はクスノキ科ゲッケイジュ属(ラウルス属)の常緑高木である。
ラウルス属はヨーロッパに2種ないし3種が分布する。
本種が基本種で、属名の和名もゲッケイジュ属という。
本種の原産地は地中海沿岸地方である。
古代ギリシャやローマでは月桂樹(ゲッケイジュ)の枝や葉で編んだ「月桂冠」をマラソンの優勝者、凱旋将軍、大詩人などに捧げたとされる。
日本へは明治時代の後期にフランスから渡来した。
英名をローレル(laurel)といい、香辛料として用いられる。
ローレルの名は別名としても用いられる。
樹高は5メートルから10メートルくらいになる。
よく枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
地中海沿岸の乾燥気候に適応するために葉の質は革質で丈夫である。
葉の長さは5センチから15センチくらい、幅は2センチから4センチくらいである。
表面は濃い緑色、裏面は緑色をしており、滑らかで艶がある。
周りにぎざぎざ(鋸歯)はなく、縁はやや波うっている。
ただし、浅く裂けるものもある。
雌雄異株だが、日本に雌株は少ないという。
開花時期は4月から5月である。
葉の脇に小さな黄白色の花を数輪つける。
花弁数は4枚で、雄しべがたくさんついている。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10月ころに黒紫色に熟する。
花言葉は「名誉」である。
属名の Laurus はケルト語の「laur(緑色)」からきている。ゲッケイジュが常緑であることから名づけられた。
種小名の nobilis は「気品のある」という意味である。
花の写真は4月に小石川植物園で撮った。
実の写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Laurus nobilis
★艶のある葉陰にそっと寄り添って
月桂樹咲く春は爛漫

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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木から高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
花仙山(カセンザン)もそうした園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
松江市玉湯町の民家で栽培されていたもので、1970年に有川智久さんによって発表された。
園芸名の由来は玉湯町にある山の名からきている。
別名を不昧光(フマイコウ)といい、松江藩7代藩主松平治郷の号である不昧からきている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は小さめの楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は2月から4月である。
花5センチくらいの淡い桃色をした一重猪口咲きの小輪である。
雄しべは筒しべである。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Camellia japonica 'Kasenzan'
★勾玉で知られる山の名いただいた
椿の花がひっそり開き

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侘助(ワビスケ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原種は発見されておらず、藪椿(ヤブツバキ)と茶(チャ)との交雑種ではないかとする説もあるが、起源ははっきりしていない。
胡蝶佗助(コチョウワビスケ)はその園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
江戸時代からある古い品種である。
江戸時代に「侘助」と呼ばれていたのは本種である。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
早春咲きで、開花時期は1月から4月くらいである。
花径4センチ以下の紅色地に白い斑の入る一重猪口咲きの極小輪をつける。
雄しべは侘芯(わびしん)といって葯(雄しべの花粉を入れる袋)が退化している。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の wabisuke は「侘助」のことである。
園芸品種名の Bicolor は「2色の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Camellia wabisuke 'Bicolor'
★侘びの名に似合わぬような艶やかさ
江戸の風雅をあれこれ思い

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