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植物図鑑ブログ

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虫取りビランジ(ムシトリビランジ)はナデシコ科センノウ属(リクニス属)の多年草である。
リクニス属はユーラシア大陸や北アフリカに15種から25種くらい分布し、和名はセンノウ属という。
YListはこの属をマンテマ属(Silene)に統合する立場をとっている。
本種の原産地は地中海沿岸地方やシベリアである。
かつてはビスカリア属(Viscaria)に分類され、今でも撮影地の小石川植物園ではこの分類に沿って表示している。
「虫取り」の名がつくが食虫植物ではなく、虫取り撫子(ムシトリナデシコ)と同様に花のつけ根に粘質の部分がある。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4~6月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2~3センチくらいの紅紫色の花をつける。
花びら(花弁)は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
なお、ビランジというのは日本の関東地方と中部地方に分布するマンテマ属の多年草の名称だが、語源は不明とされている。
属名の Lychnis はギリシャ語の「lychnos(ランプ)」からきている。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた。
種小名の viscaria は「ねばねばした茎の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Lychnis viscaria(syn. Viscaria viscosa)

★身を守るために粘液出しながら
 爽やかに咲く虫取りビランジ




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