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クナウティア・マケドニカはマツムシソウ科クナウティア属の多年草である。
分類体系によっては(APG第3版)スイカズラ科とされる。
クナウティア属は地中海沿岸地方や西アジアなどに50種くらいが分布する。
マツムシソウ属と似ているが、違いは本種の場合、小花のつけ根の部分に小苞がないことである。
本種の原産地は東ヨーロッパのバルカン半島である。
和名を赤花松虫草(アカバナマツムシソウ)とするものもある。
属名を英語風に読んだノーティア・マケドニカの名でも流通している。
園芸的には庭植え、鉢植え、切り花として利用される。
草丈は80センチから120センチくらいである。
根際から生える葉は羽状に裂ける。
開花時期は6月から9月くらいである。
茎先に花径3センチくらいの濃い紅色をした花(頭花)をつける。
花の色にはピンクや紫色のものもある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Knautia はドイツ人の植物学者「クナウト(Christian Knaut, 1656-1716)さん」の名からきている。
種小名の macedonica は「マケドニア(Macedonia)の」という意味である。
写真は7月に帯広市の紫竹ガーデンで撮った。
園芸品種のマーズミジェット(Mars Midget)で矮性種である。
学名:Knautia macedonica
★日が射せば撮りにくくなる紅い花
苦労しながらカメラに収め

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