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西洋羽衣草(セイヨウハゴロモグサ)はバラ科ハゴロモグサ属(アルケミラ属)の多年草である。
アルケミラ属は北半球の寒地や高山などに250種くらい分布する。
日本にも羽衣草(ハゴロモグサ)が分布するので、属名の和名をハゴロモグサ属という。
本種はヨーロッパ北部やグリーンランドなど周極地方に分布する。
英名をレディースマントル(Lady's Mantle)という。
この名の起源は中世にまで遡り、葉の形を聖母マリアのマントに見立てて名づけられたという。
羽衣草(ハゴロモグサ)の名は牧野富太郎博士が英名を訳してつけたものである。
草丈は20~60センチくらいである。
根際から生える大きな葉は円形で、手のひら状に浅く裂ける。
葉には全体に軟らかい毛が生えていて、銀白色を帯びる。
開花時期は5~7月である。
集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出して、小さな黄緑色の花をいっぱいに咲かせる。
花弁はなく、萼片と副萼片が4枚ずつある。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
生の葉はそのままサラダにし、乾燥した葉はハーブティーに使われる。
美容に役立ち、生理不順など女性特有の様々な症状に効果がある。
花言葉は「聖母の心」である。
属名の Alchemilla はアラビア語の「alkemelyeh(絹状の軟毛)」からきている。葉の様子を表したものである。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は5月に宇治市植物公園で撮った。
学名:Alchemilla vulgaris
★ふくよかに広げた葉っぱに慈愛あり
聖母マリアのマントのように

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