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深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)はキク科ウスユキソウ属の多年草である。
日本固有種である。
飯豊山、鳥海山、月山、秋田駒ヶ岳など東北地方の高山に分布し、乾いた草地に生える。
別名を雛薄雪草(ヒナウスユキソウ)という。
草丈は5~15センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
白い綿毛をつけた花びらのようなものは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)で、真ん中に黄色い数個の頭花が集まってつく。
全体が1つの花のように見え、直径は3~4センチくらいある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Leontopodium はギリシャ語の「leon(ライオン)+podion(小足)」からきている。綿毛の密生した葉と頭花をライオンの足首に見立てたものである。
種小名の fauriei は明治時代のフランス人宣教師で日本の植物を採集した「フォーリー(Urbain Faurie, 1846-1915)さんの」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Leontopodium fauriei
★背は低く見落としそうな姿だが
群落つくる雛薄雪草は

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