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藺草(イグサ)はイグサ科イグサ属(ユンクス属)の多年草である。
ユンクス属は世界に200種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をイグサ属という。
本種の原産地はインドだと考えられている。
北海道から沖縄にかけて分布し、平地や山地の湿気のある場所に生える。
また、畳表やござの原料として栽培される。
日本での主な産地は熊本県八代地方で、国内生産量の9割に及ぶ。
海外では、韓国、台湾、中国などでも栽培が行われている。
最近では中国産畳表の輸入量が急増している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
地下茎が泥の中を這う。
茎は円筒形である。
葉は退化して葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)となっている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡い緑色の小花を密につける。
花びら(花被片)は6枚あり、三角形で先が尖る。
別名を藺(イ)ともいう。
また、燈心草(トウシンソウ)とも呼ばれる。
これは、油で明りを採っていた時代に花茎の髄を燈心に用いたことに由来する。
中国名の音読みでもある。
花言葉は「従順」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Juncus はラテン語の「jungere(結ぶ)」からきている。
種小名の decipiens は「まぎらわしい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
3枚目、4枚目は5月に八代平野で撮った。
学名:Juncus decipiens(syn. Juncus effusus var.decipiens)
★この草が畳表になるのかと
手でつまんでもざらつくばかり
☆ふわふわと小さな花の咲くことに
自然の不思議あらためて知り
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