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植物図鑑ブログ

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日輪に恋す向日葵照り映えて

向日葵(ヒマワリ)はキク科ヒマワリ属(ヘリアンツス属)の一年草である。
ヘリアンツス属は北アメリカを中心に暫定的学名だが76種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、多くの栽培品種が作出されている。
代表種の本種に向日葵(ヒマワリ)の和名があり、属名の和名はヒマワリ属という。
本種の原産地も北アメリカで、西部に分布する。
1510年にスペイン人によってヨーロッパに紹介され、スペインで商品栽培が開始された。
英名はサンフラワー(sunflower)という。
ロシアでは国花とされている。
中国名は向日葵(xiang ri ku)である。
日本へは中国を経由して江戸時代の初期に渡来した。
和名は、中国名の漢字にひまわり(いつも太陽に顔を向けて咲く花)の名を充てたものである。
種子を栽培するほか、庭植え、鉢植えとして観賞用にも栽培される。
草丈1メートルから3メートルくらいである。
茎は直立をする。
葉はハート形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から10月である。
茎先に花径20センチから30センチくらいの黄色い大きな頭花をつける。
品種改良も進んで、巨大輪のものから中小輪まで様々な品種が生まれている。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
栽培用のものは種子は食用とし、また油を採る。
日輪草(ニチリンソウ)、日車草(ヒグルマソウ)などの別名がある。
俳句の季語は夏である。
花言葉は「光輝」である。
8月22日の誕生花である。
属名の Helianthus はギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」からきている。頭花の様子や日に向いて開くことなどから名づけられた。
種小名の annuus は「一年生の」という意味である。
写真は8月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Helianthus annuus

★眩しげに咲く向日葵に照る日差し
 梅雨明けの空八月の空
☆向日葵の中に幾万ハート型
 夏の陽射しに胸を張るよに



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八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属(カンパヌラ属)の多年草である。
カンパヌラ属は北半球を中心に500種以上が分布する。
また、多くの亜種があり、多くの園芸品種も作出されている。
園芸的にはカンパニュラという英語風の読み方で流通している。
日本にも蛍袋(ホタルブクロ)などが分布し、属名の和名はホタルブクロ属という。
本種は阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ分布し、山地に生える。
また、庭植え、鉢植えとして観賞用に栽培されている。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
大陸と地続きのころの遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30センチから100センチくらいである。
葉は幅の広い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎先に釣鐘形で青紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「従順な人」である。
8月20日の誕生花である。
以下に示す学名は、Catalogue of Life や YList で記載されているものである。
環境省のレッドリスト(2012)では異名のほうを記載しているが、Catalogue of Life では亜種ないし変種の dahurica 自体が存在しないので、いずれ下記の学名のほうに移行するものと思われる。
なお、基本種(異名:Campanula glomerata subsp. glomerata)はヨーロッパから中国にかけて分布する。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
亜種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
変種名の dahurica は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula glomerata subsp. speciosa(異名:Campanula glomerata var. dahurica)

★絶滅の危機に晒され支援待つ
 八代草の花は紫



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矢車薄荷(ヤグルマハッカ)はシソ科ヤグルマハッカ属(モナルダ属)の多年草である。
モナルダ属は北アメリカに22種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、50種を超える園芸品種が作出されている。
本種が代表種で、属名の和名はヤグルマハッカ属という。
本種の原産地も北アメリカで、カナダのケベック州からアメリカ合衆国のワシントン州にかけてである。
英名はワイルドベルガモット(wild bergamot)という。
ミカン科のベルガモットに香りが似ることからつけられた名である。
ハーブの1種として知られ、庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
日本ではこれを略してベルガモットの名で流通しているが、少し紛らわしい。
和名の由来は、薄荷(ハッカ)の近縁種で花の姿が鯉のぼりにつける矢車に似ていることからつけられた。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尖り、軟毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先に直径4センチから6センチくらいの花序を出す。
一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。
花の色には赤、紅紫色、白などのものがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
近縁種にディディマ種(Monarda didyma)がある。
こちらのほうは和名を松明花(タイマツバナ)という。
花言葉は「安らぎ」である。
8月17日の誕生花である。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の fistulosa は「管状の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda fistulosa

★モナルダの上げる炎はやわらかく
 ベルガモットの香りを添えて




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蓬菊(ヨモギギク)はキク科ヨモギギク属(タナケツム属)の多年草である。
タナケツム属は暫定的学名だが世界に163種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種が代表種で、属名の和名もヨモギギク属という。
本種の原産地はヨーロッパとアジアである。
英名をタンジー(tansy)という。
日本へは明治時代に渡来した。
タンジーの名は日本でも流通名とされ、庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培されている。
ただし、有毒植物なので注意が必要である。
毒性を生かして民間で駆虫剤として用いられるほか、調味料や芳香剤としても用いられる。
逸出したものが北海道と本州で野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は100センチから200センチくらいある。
茎は固く、葉は細かい切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に丸くて平べったい黄色の花をたくさん咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、舌状花のないところが蓬(ヨモギ)に似ているということからきている。
北海道には変種の蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)が自生する。
蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は環境省のレッドリスト(2012)で絶滅危惧II類(VU)に登録されているのだが、その扱いについては流動的である。
YListでは蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)を本種の変種として区別している。
Catalogue of Life では蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は異名の扱いで本種に包含している。
2012年版のレッドリストでは絶滅危惧である蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)の学名に本種のものを充てている。
花言葉は「婦人の美徳」である。
8月12日の誕生花である。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare

★全草に強い香りを漂わせ
 蓬菊咲く姿妖しく
☆タンジーの花は忘れぬ遠き日を
 不死の薬は今も咲きつつ



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プロコグロッティス・ジャワニカはラン科プロコグロッティス属の多年草である。
プロコグロッティス属は東南アジアや南太平洋諸島に40種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の原産地は、アンダマン諸島、マレーシア、タイ、カリマンタン島、インドネシアなどである。
標高300メートルまでの低地に生える地生種である。
異名をプロコグロッティス・フィンブリアタという。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で長い柄がある。
開花時期は夏である。
花の色は花色は黄色で、紅紫色の斑点が入る。
花径は3センチくらいである。
側萼片は薄く湾曲している。
属名の Plocoglottis はギリシャ語の「ploko(折り重ねた)+glottis(舌)」からきている。
種小名の javanica は「ジャワ島の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Plocoglottis javanica(異名:Plocoglottis fimbriata)

★聞きなれぬ花の名前に戸惑いつ
 手振れせぬようシャッターに触れ



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