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植物図鑑ブログ

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紫露草(ムラサキツユクサ)はツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の多年草である。
トラデスカンティア属は北アメリカなどに75種くらいが分布する。
代表種は本種で、属名の和名はムラサキツユクサ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の東部から中央部にかけてとカナダのオンタリオ州の一部に分布する。
英名はオハイオスパイダーワート(Ohio spiderwort)という。
日本へは明治時代の初期に鑑賞用として渡来した。
庭植えや鉢植えとされる。
和名の由来は、露草(ツユクサ)に似て紫色の花をつけることからきている。
現在では逸出したものが各地で野生化し、道ばたや空き地などに生える。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は緑白色である。
開花時期は5月から8月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチから3センチの紫色の3弁花を集まってつける。
早朝に咲いて午後にはしぼんでしまう一日花である。
萼片は3枚、雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
結実することは稀である。
花言葉は「貴ぶ」である。
8月5日の誕生花である。
属名の Tradescantia はイギリス人のガーデナー「トラデスカント(John Tradescant, 1570-1638)さん」の名からきている。
種小名の ohiensis は「オハイオ州(Ohio)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Tradescantia ohiensis(異名:Tradescantia reflexa)

★一日の夢でありせば紫と
 透ける衣装に我が身飾りて
☆紫の衣羽織りて朝露に
 輝く姿貴く尊く



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サントリナはキク科ワタスギギク属(サントリナ属)の常緑小低木である。
サントリナ属は地中海沿岸地方を中心に20種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より。ただし暫定的学名とされている)
サントリナは属の総称であるが、中心となるのは本種である。
和名は綿杉菊(ワタスギギク)といい、属名の和名もワタスギギク属という。
和名の由来は杉の葉に似た葉が綿毛で覆われているところからきている。
本種はスペインからアイルランドにかけてとトルコに分布する。
英名はコットンラベンダー(cotton lavender)という。
英名の由来は草姿と香りがラベンダーに似ていることからきている。
樹高は30センチから50センチくらいである。
葉は羽状に細かく切れ込み、互い違いに生える(互生)。
葉には白い綿毛が生える。
開花時期は5月から8月である。
黄色い筒状花からなる球体のような小さな花(頭花)を咲かせる。
花は強い芳香を放つ。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
園芸的には、庭植え、鉢植えとされ、主として葉を観賞する。
またハーブとして利用される。
精油成分を含み香水原料となるのだが商業栽培は行われていない。
駆虫薬としても利用されている。
花言葉は「移り気な人」である。
8月3日の誕生花である。
属名の Santolina はギリシア語の「sanctum(聖なる)+linum(亜麻)」からきている。
種小名の chamaecyparissus は「ヒノキ属(Chamaecyparis)のような」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Santolina chamaecyparissus

★洋式の庭園ならば欠かせない
 サントリナの花シックに咲いて



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エキザカムはリンドウ科ベニヒメリンドウ属(エキザクム属)の多年草である。
エキザクム属は世界に72種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の和名を紅姫竜胆(ベニヒメリンドウ)といい、属名の和名もベニヒメリンドウ属という。
エキザカムは属名を英語風に読んだもので、YListにもこの名称を別名として記載している。
本種の原産地はイエメンのソコトラ島である。
ソコトラ島はアラビア半島の南に位置し、固有種の多いことで知られる島である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2016)では軽度懸念(LC)に指定されている。
日本へは昭和時代の初期に渡来した。
日本では園芸上は一年草として取り扱われ、庭植えや鉢植えにされる。
草丈は20センチから30センチである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、艶がある。
開花時期は6月から10月くらいである。
花径1センチから2センチの青紫色の小さな花を次々とつける。
花冠の先は4つから6つに裂けて平らに開く。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色である。
雌しべは長く飛び出す。
花はよい香りがする。
花言葉は「あなたを愛します」である。
8月1日の誕生花である。
属名の Exacum はガリア語の「Exacon(ギリシャ神話ではケンタウルス)」からきている。
種小名の affine は「近似の」という意味である。
上の写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名はミゼットブルーである。
下の写真は9月に京都府立植物園で撮った。
品種名はエルフィンである。
学名:Exacum affine

★一面に咲いた小さな花の色
 爽やかなりしミゼットブルー
☆恥じらいて咲かせる花の愛らしさ
 君に初めて気持ち伝えん




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フラグミペディウム・シュリミーはラン科フラグミペディウム属の多年草である。
フラグミペディウム属はパフィオペディルム属の近縁種で、中南アメリカに20種くらいが分布する。
本種の原産地はコロンビアである。
標高1000メートルから2000メートルの渓流沿いの岩場に生える着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
葉の長さは10センチから30センチくらいである。
開花時期は秋である。
温度さえ合えば周年開花をする。
花径は4センチから7センチくらいである。
花の色は白く、つけ根の部分は淡い桃色になる。
唇弁は紅紫色である。
花は微香を放つ。
属名の Phragmipedium はギリシャ語の「phragma(垣根)+pedilon(サンダル)」からきている。
種小名の schlimii はベルギー人のラン収集家「シュリメ(Louis Joseph Schlim, 1819-1863)さんの」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Phragmipedium schlimii

★日本でもよく似た花を見かけるね
 ぷっくりとしてとても可愛い



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藺草(イグサ)はイグサ科イグサ属(ユンクス属)の多年草である。
ユンクス属は世界に200種くらいが分布する。
日本にも本種などが分布し、属名の和名をイグサ属という。
本種の原産地はインドだと考えられている。
北海道から沖縄にかけて分布し、平地や山地の湿気のある場所に生える。
また、畳表やござの原料として栽培される。
日本での主な産地は熊本県八代地方で、国内生産量の9割に及ぶ。
海外では、韓国、台湾、中国などでも栽培が行われている。
最近では中国産畳表の輸入量が急増している。
草丈は60センチから100センチくらいである。
地下茎が泥の中を這う。
茎は円筒形である。
葉は退化して葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)となっている。
開花時期は7月から8月である。
茎先に淡い緑色の小花を密につける。
花びら(花被片)は6枚あり、三角形で先が尖る。
別名を藺(イ)ともいう。
また、燈心草(トウシンソウ)とも呼ばれる。
これは、油で明りを採っていた時代に花茎の髄を燈心に用いたことに由来する。
中国名の音読みでもある。
花言葉は「従順」である。
俳句の季語は夏である。
属名の Juncus はラテン語の「jungere(結ぶ)」からきている。
種小名の decipiens は「まぎらわしい」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
3枚目、4枚目は5月に八代平野で撮った。
学名:Juncus decipiens(syn. Juncus effusus var.decipiens)

★この草が畳表になるのかと
 手でつまんでもざらつくばかり
☆ふわふわと小さな花の咲くことに
 自然の不思議あらためて知り





 

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