×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
独活(ウド)はウコギ科タラノキ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の林の縁や草地などに生える。
また、野菜として栽培される。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリンなどにも分布する。
和名の由来は、「埋(ウズ)」から転じたもので、土の中の芽を食べることからきている。
草丈は1~2メートルである。
茎は中空で折れやすい。
「独活の大木」という慣用句もあるが、木本ではなく草本である。
葉は大形の2回奇数羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
奇数羽状複葉は、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成されるもののことを言う。
これをもう1回繰り返して1枚の葉となる。
小葉の形は卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~9月である。
茎先に球形の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、淡い緑白色をした小さな花をたくさんつける。
両性花からなる花序と雄花序とがある。
花径は3ミリくらいと小さく、花冠は5つに裂ける。
雄しべと雌しべは5本ずつある。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で黒く熟する。
若い茎には独特の香りと苦みがあり、食用にする。
俳句では「独活」が春の季語、「独活の花」が夏の季語である。
属名の Aralia は最初の標本についていたケベック州の現地語「aralie」からきている。
種小名の cordata は「心臓形の」という意味である。
写真は8月に八幡平市で撮った。
学名:Aralia cordata
★夏花火弾けるように独活の花
咲けど見る者なきを嘆きて

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
この記事へのコメント
カウンター
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)